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浦和は京都に2分間2失点の逆転許すも…10番モーベルグがクラブJ1通算1500得点目を挙げて2-2ドロー

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MFダヴィド・モーベルグがクラブの節目となるゴールを挙げた

[7.6 J1第20節 浦和 2-2 京都 埼玉]

 J1リーグは6日に第20節を行った。浦和レッズ京都サンガF.C.の対戦は、2-2のドロー。浦和はMFダヴィド・モーベルグが前半10分にPKを決めて先制するも、後半2失点で逆転を許す。だが、後半14分にモーベルグが自身2点目で同点。このゴールは浦和の史上4クラブ目となるJ1通算1500ゴール目となった。

 前節のガンバ大阪戦は終了間際に追いついて1-1のドロー。順位は11位に位置している。一方、9位・京都は前節・北海道コンサドーレ札幌戦で勝利。一時同点に追いつかれるが、終盤の勝ち越しゴールで3試合ぶりの白星を手にしていた。両者は開幕節で対戦しており、“昇格組”京都が1-0で勝利。浦和はリベンジを果たし、シーズン後半戦に勢いをつけたい。

 浦和は前節からスタメンを5人変更。DF酒井宏樹、DF関根貴大、モーベルグ、MF伊藤敦樹、FW松尾佑介が起用された。4-2-3-1の布陣で、GKは西川周作、4バックは左から関根、DFアレクサンダー・ショルツ、DF岩波拓也、酒井が並ぶ。ボランチはMF岩尾憲と伊藤のコンビ。2列目は左サイドがMF大久保智明、トップ下がMF明本考浩、右サイドがモーベルグが入る。1トップは松尾となった。

 京都は前節からの変更は1人のみで、DFメンデスがメンバー入り。4-3-3の布陣を敷き、GKは上福元直人で、4バックは左からDF麻田将吾、メンデス、DFアピアタウィア久、DF白井康介が入る。アンカーにMF川崎颯太、左インサイドハーフはMF武富孝介、右インサイドハーフはMF福岡慎平。前線3枚は左ウイングがFW大前元紀、中央がFWピーター・ウタカ、右ウイングがFW山田楓喜となった。

 試合は序盤から動く。浦和は前半8分、FKの流れで敵陣内に入り込むと、岩波がメンデスにファウルを受け、PKを獲得する。キッカーはモーベルグ。同10分にGK上福元の動きを見つつ冷静にシュートを沈め、今季4ゴール目で先制点を奪った。

 京都も反撃を仕掛けるが、ゴール枠内にシュートを打てない。一方、浦和はカウンターからチャンスを作る。前半37分には松尾がドリブル突破。PA左に入り込むと、アピアタウィアのタックルを食らい、再びPKを獲得した。モーベルグが再度PKを蹴るが、今度はGK上福元に阻まれた。

 前半は浦和が1-0のリードで折り返す。ハーフタイムには明本を下げ、MF江坂任を投入。京都は2枚替えでメンデスと川崎に代え、DF本多勇喜とMF武田将平が入った。本多が左SBに入り、麻田が左CBに移動。武田はそのままアンカーに入った。

 京都は後半9分に待望の同点ゴールを挙げる。大前の左CKを、ニアサイドの武富がヘディングシュート。古巣から得点を奪い、試合を振り出しに戻した。一気に勢いに乗る京都は1分後、前線のプレスからGK西川のパスミスを誘発。武田からの縦パスをPA内のウタカが横に出す。最後はPA右から山田が左足を一閃。ゴール右ポストに当てながら、ゴールに叩き込んだ。

 1-2と逆転された浦和だが、後半14分にすかさず点を取り返す。中盤でファウルを受けると、岩尾が素早いリスタートからロングパスを放つ。ボールを収めたモーベルグがPA右で2度の跨ぎフェイントを入れながら左足シュート。ゴール左隅に突き刺し、クラブJ1通算1500ゴールとなる節目の得点で2-2と再び同点に戻した。

 京都は後半20分に大前を下げ、DF井上黎生人が出場する。3-4-2-1の布陣に変わり、井上は3バックの中央に入った。さらに同26分には武富に代えてFW宮吉拓実が投入された。

 その後も互いに交代カードを切り合い、勝ち越しゴールを狙うが、そのまま時間切れ。2-2のドローで終わり、勝ち点1を分け合った。

(取材・文 石川祐介)
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