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横浜FM宮市亮が2試合連発!! J加入後初の声援に喜び「日本語でちゃんと聞こえました」

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ケヴィン・マスカット監督と喜ぶFW宮市亮

[7.6 J1第20節 横浜FM 3-0 広島 日産ス]

 横浜F・マリノスのFW宮市亮がJリーグ加入後初の2試合連続ゴールを記録した。「自分のゴールよりもアシストのところでテル(FW仲川輝人)がいいボールをくれた。チームがあそこまでボールを運んでくれたことが大事」。国立競技場でのゴールとなった前節の清水戦(○5-3)と同様、チームメートへの感謝を欠かさなかった。

 1-0で迎えた後半12分、FWエウベルとの交代で左ウイングのポジションへ。するとまたしても結果を出した。2-0での後半45+1分、こちらも前節とは同じく途中出場の仲川からの鋭いクロスボールに反応すると、スピードを活かしたゴール前への飛び込みから右足を一閃。クロスバーに当てながらゴールにねじ込んだ。

 仲川との“快速ホットライン”で2試合連続ゴール。「テルは素晴らしいボールを毎回くれるし、それ以外にも何度かアシストっぽいプレーをくれているので、決め切れたら何よりだけど感謝したい」。素直に感謝を述べた宮市によると、テクニカルスタッフによる分析を活かしてのゴールだったという。「これはあまり言いたくないけど、ポジショニングのところ。オフサイドポジションにわざといる」。そう一端をほのめかした宮市は、ゴール後にケヴィン・マスカット監督と「話していた通りだった」というやり取りがあったことを明かした。

 この日の広島戦はJリーグの声出し応援運営検証試合に指定。コロナ禍に入る直前の2020年開幕戦以来2年4か月ぶりに日産スタジアムに声援が戻ってきた。「アップから声援が聞こえてきたけど、鳥肌が立ったし、このチームに加入できてよかった」と笑顔を見せた宮市は「声援がない環境が当たり前になりつつあったけど声が戻ってきて、それはサッカー選手をやっていてよかったなという瞬間の一つでもあるので、そういう雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝したい」と振り返った。

 また宮市にとっては初めて横浜FMのチャントを浴びたというだけでなく、初めてJリーグのスタジアムの雰囲気を体感した試合となった。「チャントが日本語で、宮市、宮市というのがちゃんと聞こえました」と海外でプレーしていた宮市らしいコメントも飛び出し、自身のゴールの雰囲気には「自分がゴールを決めたことより、ゴールをみんなで分かち合えた。ゴール裏に行ったときに一体感があって最高だった」と頬をほころばせた。

 直近の試合では途中出場が続いているが、「出場機会をもらえているだけありがたい。先発でも途中から出てもスタンスは変わらない」ときっぱり。自身の結果でも立場でもなく、チームのため。「このチームに貢献したい思いがあるので、また次に試合があるので準備して頑張りたい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
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