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復帰後1分で見せた“違い”…声援とともに帰ってきた横浜FM小池龍太「アップで泣きそうになるくらい嬉しかった」

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横浜F・マリノスDF小池龍太

[7.6 J1第20節 横浜FM 3-0 広島 日産ス]

 横浜F・マリノスDF小池龍太が約1か月半ぶりの復帰戦でさっそく違いを見せつけた。

 1-0で迎えた後半12分、連戦出場が続いていたDF松原健に代わって右サイドバックに入ると、直後同13分のプレーでさっそく攻撃参加。MF水沼宏太からの折り返しを受けてペナルティエリア右に攻め込み、鋭いパスをゴール前に供給すると、これをFW西村拓真がワンタッチで押し込み追加点が決まった。

 横浜FMのサイドバックに求められるビルドアップや前線のサポートをこなすだけでなく、得点に直接関わる働きもできるのが小池。「まずはボックス内に入っていくこと、パワーをより出すことは常に意識している。あそこに入っていくことによって自分が決めるか、味方が決めるかという状況を作れる」という強みの詰まったアシストだった。

 公式戦の出場は左サイドから弾丸シュートを突き刺した5月25日のJ1第15節京都戦以来、約1か月半ぶり。国際Aマッチウィークによる中断期間には左ハムストリング肉離れの負傷で全治4週見込みと診断されており、この日が待望の復帰戦だった。

「いい流れでチームが進んでいるし、その流れを自分自身で僕が入ることで加速させたい気持ちでリハビリに励んでいた」。離脱中をそう振り返った小池はミックスゾーンでメディカルスタッフにも感謝。「自分ができることを全てやって、順調に治りも良くて、できることを全てやった結果、ここまで早く復帰できたのでスタッフに感謝したい。できることを全てやってよかった」と述べた。

 この一戦はJリーグの声出し応援運営検証試合。コロナ禍に入る直前の2020年開幕戦以来2年4か月ぶりに日産スタジアムに声援が戻ってきた。小池にとっては同年夏の横浜FM加入以来、初めてサポーターの声援を浴びてプレーすることができた。

「アップで泣きそうになるくらい嬉しかったし、まだまだ毎試合これが続くわけではないけど、声が当たり前になるよう自分たちもそれを待っている。我慢は必要だけど、今日のような素晴らしい景色をまた感じたい」。今季序盤戦でのパフォーマンスが続けばEAFF E-1選手権での日本代表初招集にも期待がかかる小池。サポーターの声援とともに絶好のタイミングでの帰還となった。

(取材・文 竹内達也)
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