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18歳ルーキー抜擢はまたも広島戦…堂々リベンジ果たした横浜FM山根陸「4月より成長していたと思う」

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横浜F・マリノスのルーキーMF山根陸

[7.6 J1第20節 横浜FM 3-0 広島 日産ス]

 横浜F・マリノスのルーキーMF山根陸が、今季のサンフレッチェ広島戦で2試合連続の先発出場を果たした。チームは敵地での前回対戦は相手の強度に押されて0-2の敗戦を喫したが、この日は声援が戻ったホームで3-0の完勝。前回に続いてフル出場した18歳は「自信を持ってプレーできた部分もあった。4月の広島戦よりは成長していたと思う」と手応えを語った。

 山根にとって、J1リーグ戦での先発出場は4月6日に行われた広島戦(●0-2)以来ちょうど3か月ぶり。直近3試合連続の途中出場で出番を増やしていた中、久々の先発機会の相手が前回と同じという珍しい巡り合わせとなった。

 今季の広島はミヒャエル・スキッベ新監督の下、高い強度を活かして上位を走る難敵。ユースからプロ入りしたばかりのルーキーの起用は一見、相性が悪そうな捉え方もできる。ところが山根はこの日、起用された理由をピッチ上で見事に証明してみせた。高い技術とポジショニングセンスを活かし、相手のプレッシングを受けにくい態勢でゲームメークを担当。また終盤のオープンな展開では、小さな身体ながらぶつかり合いも辞さない対人能力を発揮していた。

 試合後、自身の起用について「直接何かを言われたわけではない」としながらも、「前回、広島とやって感じたことが多少なり頭に残っていたのでやりやすい部分もあった」と明かした山根。「分析のところで相手が来るのはわかっていた。どこにスペースが空いているかと、マンマークだったので“出して動いて”を続けるしかなかった。そういうところは意識をしていた」と自身のプレーを振り返った。

 その結果、前回対戦からの比較で「前を向けるようになったと思うし、ボールに多く関わるところは前から意識していたけど、さらに関われるようになってきたのかなと思う」と手応えものぞかせた。唯一後半11分のミドルシュートが枠を外れ、「決めたかった」と悔やんでいたが、これも前向きな課題。さらに得点に絡んでいくべく、「ああいうところに入っていく回数を増やしていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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