beacon

“カシマ凱旋”神戸FW大迫勇也が3戦連発も…10人の鹿島が意地の同点劇!! 和泉竜司が終盤ボレー弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW大迫勇也が3試合連続ゴール

[7.16 J1第22節 鹿島1-1神戸 カシマ]

 J1リーグは16日、第22節を各地で行い、2位の鹿島アントラーズヴィッセル神戸が1-1で引き分けた。神戸は途中出場で古巣カシマのピッチに立った神戸FW大迫勇也の3試合連続ゴールで先制し、その後相手が退場者を出して数的優位となったが、鹿島はMF和泉竜司が終盤に劇的な同点弾。勝ち点1を分け合った。

 夏の移籍ウインドーが開いて最初の一戦。移籍獲得のなかった鹿島はFW鈴木優磨が先発に復帰し、MF中村亮太朗がJ1リーグ初先発を果たした。対する神戸は鳥栖から加入のDF飯野七聖が右ウイングで加入後初スタメン初出場。E-1選手権に臨む日本代表に招集されているMF橋本拳人、FW武藤嘉紀も先発した。

 試合は鹿島が主導権を握ったが、最初の決定機は神戸に訪れた。前半20分、高い位置でボールを奪った武藤が右サイドを持ち上がり、中央に鋭いパスを送ると、MFアンドレス・イニエスタが巧みにトラップ。詰めてきたDF三竿健斗をかわしてラストパスを送り、MF汰木康也が右足で狙った。だが、これはGKクォン・スンテがスーパーセーブ。神戸は絶好のチャンスを活かせなかった。

 対する鹿島は前半32分、左サイドでボールを受けたFWエヴェラウドが強引なドリブル突破をしかけ、相手に触られながらもペナルティエリア左で鋭く左足を振り抜きフィニッシュ。だが、これは大きく右に外れる。劣勢が続く神戸は同38分、武藤が右足首を痛めて負傷。E-1選手権目前にプレーを続行できず、FW大迫勇也との交代を迫られた。

 そのまま試合は後半へ。神戸は飯野に代わってFW小田裕太郎を投入。すると後半7分、神戸が試合を動かした。DF酒井高徳からのパスを中盤に降りて受けた大迫がタメを作り、右サイドにボールを展開すると、攻め上がった小田がクロスボールを供給。ニアに走り込みながら反応した大迫が巧みなヘディングシュートでネットを揺らした。

 1点を追う鹿島は後半13分、右サイドに開いた鈴木のクロスにMFアルトゥール・カイキが反応し、GK飯倉大樹のいないコースにヘディングシュートを放った。だが、ここはゴールカバーに入ったDF菊池流帆が頭でスーパークリア。神戸は失点のピンチを免れた。すると同15分、鹿島は大迫のチャンスを止めたDFキム・ミンテが2枚目のイエローカードで退場。残り30分間を10人で戦う形となった。

 それでも鹿島は一歩も引かず、DF安西幸輝、DF関川郁万ら守備的な選手を投入しつつも、ボールを握りながら迫力のある攻撃を繰り出す。すると同43分、鹿島はDF広瀬陸斗が前線にロングフィードを送ると、右に開いた鈴木が頭で折り返し、途中出場MF和泉竜司がボレーシュート。これがゴールに突き刺さり、劇的な同点弾が決まった。試合はそのままタイムアップ。両者とも勝ち点1にとどまった。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP