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プレーで指揮官にフル出場を決断させたC大阪MF清武弘嗣、自身の出来には「攻撃に絡みたかった」

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中盤で存在感を放っていたC大阪MF清武弘嗣

[10.8 J1第32節 柏 0-0 C大阪 三協F柏]

 セレッソ大阪の10番が、14試合ぶりのフル出場を果たした。

 6月26日の清水戦で負傷していたMF清武弘嗣は、左足リスフラン靭帯損傷で全治6週間とチームから発表されていた。8月27日の広島戦でベンチ入りすると、後半30分からプレーをした。そこからプレー時間を延ばしていくと、9月17日の磐田戦では先発復帰を果たし、この日の柏戦を迎えていた。

「じつは70分くらいを最初は考えていた」と小菊昭雄監督は、清武の起用プランを監督会見で明かしたが、ピッチでのプレーを見て改めたという。

「戦う気持ち、リーダーとしてのキャプテンシーを含めて、彼にたくそうと思って最後まで出場させました」(小菊監督)

 多くの時間でC大阪がボールを握っていた試合展開の中で、パスを散らすだけでなく守備面でも奮闘。Jリーグ公式サイトによると、両チーム最長となる11.908kmを走破した。

 試合は、スコアレスで勝ち点1を分け合う結果となった。「ボールを握れていた」(清武)展開が続いたC大阪にとっては、勝ち切れない一戦だった。

「欲を言えば、あの位置からでもファイナルゾーンに入って攻撃に絡みたかった」と清武は、柏戦の課題を自らに課したが、それでも、「90分できたことはプラス」と前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
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