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6試合ぶり得点で2桁に乗せたA・ロペス、横浜FM指揮官からの信頼に「自信を持ってピッチに入れる」

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11得点を挙げているFWアンデルソン・ロペス

[10.29 J1第33節 横浜FM 4-1 浦和 日産ス]

 2試合無得点が続いていた横浜F・マリノスの攻撃陣だったが、優勝がかかった大一番で爆発、FWエウベルとFWアンデルソン・ロペスが2ゴールずつ挙げる活躍でチームを勝利に導いた。

 チームの2点目と4点目を挙げたのは、5試合ノーゴールが続いていたロペスだった。

「エウベル選手が個人技でいいプレーをしてくれて、いいポジションを取れていたので、こぼれてきたところを決めるだけでした」とロペスが振り返ったチーム2点目は前半37分、DF永戸勝也の右CKがファーサイドに流れたのをエルベルがひろうと、ドリブルで浦和DFの間を割って切り込み、自らシュート。そのこぼれ球をロペスが押し込んだ。

「チームメイトのいいプレー」と称した4点目も再びCKから。後半20分、FW水沼宏太の右CKをDFエドゥアルドがニアでそらしたボールを、「いいポジションが取れていたのでしっかり対応できた」というロペスが頭でプッシュした。

 これで、FWレオ・セアラと並ぶ、チームトップタイの11ゴール。J1の得点ランキングでも4位タイにつけており、トップのFWチアゴ・サンタナ(清水)まで2ゴール差だ。今季から横浜FMでプレーするロペスのJリーグでの最多得点は、2021シーズンに札幌で記録した12ゴールで、あと1ゴールで並ぶ。

 第15節から第20節までの6試合で出場停止処分を科されたが、その6試合を除く全試合で出場しており、指揮官の信頼は厚い。「信頼を得ていると感じると、自信を持ってピッチに入れる」とロペスにとってもプラスになっているという。

「今日の試合はチーム全員が強い気持ちを持ってピッチに入って、それを表現できた試合」(ロペス)で会心の勝利をおさめた横浜FMは、最終節に神戸に勝利すれば自力で優勝が決まる。「次の試合にフォーカスして、しっかり準備して向かいたい」。ホーム最終戦を終えたブラジル人ストライカーは、敵地での最終戦を見据えた。

(取材・文 奥山典幸)
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