beacon

富山GK西部洋平が24年目で現役引退「決してエリート街道を歩んできたプレーヤーではありません」

このエントリーをはてなブックマークに追加

GK西部洋平(写真が清水時代)

 カターレ富山は7日、GK西部洋平(41)が今季限りで現役引退をすることが決まったと発表した。

 西部は1999年、帝京第三高から浦和レッズに加入。J2時代の2000年にJリーグデビューを果たし、01年にはJ1で正GKも務めた。出場機会のなくなった03年途中には鹿島アントラーズに期限付き移籍し、翌04年には清水エスパルスに期限付き移籍。06年からは完全移籍で所属し、長年にわたって正GKに君臨した。

 11年には湘南ベルマーレでJ2を経験したが、12年から15年には川崎フロンターレに加入し、AFCチャンピオンズリーグにも出場するなど定位置を獲得。16年にはJ2在籍だった清水に復帰し、大怪我の最中だったが、ピッチ外からJ1復帰を果たすチームを支えた。昨季からは富山に完全移籍し、J3リーグでプレーしていた。

 西部は富山を通じて「2022シーズンをもって24年間の現役生活を引退する事に決めました。まずは24年間プロとして戦える丈夫な体に産んでくれた両親には感謝しかありません。そして家族、12年間どんな時も味方でいてくれてありがとう。浦和レッズ、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、カターレ富山、僕が所属させて頂いた6チームの、スポンサー様、クラブスタッフの皆さん、チームメイトの皆さん、本当にありがとうございました。最高の出会いと、経験、サポート、本当に感謝しています。そしてファン、サポーターの皆様、どんな時も叱咤激励をして頂きありがとうございました。24年間、喜怒哀楽をともに共有できた事は僕の宝物であり最高の財産です。僕は決してエリート街道を歩んできたプレーヤーではありません。こんな僕がプロスポーツ選手として24年間続けてこれたのも、サッカーを通じてたくさんの方々と出会い、たくさんの助言を頂き成長させて頂きました。そしてサッカーというスポーツに育てられ、今の自分があると思っています。サッカーにはたくさんの魅力があります。まだまだ未熟者ではありますが、今まで経験させて頂いたことを少しでも伝え、微力ではありますが今後の日本サッカー界の発展に貢献できればと思っています。24年間こんな僕と出会い、ともに戦い続けてくれたすべての方々に感謝しています。最高の選手生活でした。本当にありがとうございました」とコメントしている。

 また12年間を過ごした清水を通じても「2022シーズンを最後に現役を引退する事を決めました。24年間のプロ生活において半分となる12年間を、清水エスパルスで過ごさせていただいた事は僕の誇りであり最高の財産です。時にはファン・サポーターの皆さんとぶつかってしまい、嫌な思いをさせてしまった事もあったかもしれませんが、そんな僕を叱咤激励し、どんな時も最高の応援を送ってくれた事は決して忘れません。清水エスパルスが未熟者だった僕を成長させてくれ、経験させていただいたすべての事が財産となり、ここまで現役を続けることができました。清水エスパルスに入団させてもらう事がなかったら今の僕はいません。心から感謝しています。また皆さんと会えることを楽しみにしています!ありがとうございました!」とメッセージを送っている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP