Jリーグは7日、年間表彰式『Jリーグアウォーズ』を開催し、J1優秀監督賞にはサンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が初受賞した。「アトラクティブなサッカーを展開できたことが、こういう賞につながった」と喜びを伝えた。

　今シーズンの就任から終盤にかけてチームを醸成した。最後まで優勝争いの第3勢力として君臨。天皇杯では準優勝に終わったが、翌週のルヴァン杯では初優勝を果たし、クラブに初の主要カップ戦タイトルをもたらした。

　今回の受賞理由として、Jリーグは「昨シーズン11位のチームを、アグレッシブな戦術を用いながら明治安田生命J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯の3つの大会で優勝争いをするチームに成長させた指導力」と評価。また、チーム内のコミュニケーションを重視する様子も注目を集めた。

　スキッベ監督はJリーグを戦い抜き、「すごくいい印象を持っています」と振り返る。「どのチームもすばらしいサッカーを繰り広げた、一番強かったケヴィン・マスカット監督率いる横浜F・マリノスが優勝した。日本に来れて本当に幸せです」とまとめた。

　試合後には円陣を組む姿も話題になった。「その都度違うんですが……必ず伝えるのは明日は休みということ(笑)」。オンとオフの切り替えを巧みに使い分け、シーズン通して選手たちを奮い立たせ続けていた。

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