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FIFAの処分を受け…磐田が来季加入内定の東京国際大FW師岡柊生との仮契約解除を発表、鹿島が同選手を獲得

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東京国際大FW師岡柊生

 ジュビロ磐田は17日、2023シーズンの加入が内定していた東京国際大のFW師岡柊生(21)について、国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室(DRC)からのクラブに対する「今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における新規選手登録の禁止処分」に伴い、仮契約を解除することになったと発表した。

 これを受けて、鹿島アントラーズは同日に師岡の来季加入内定を発表。クラブは公式サイトを通じて経緯を説明し、同選手について「ゴールへの鋭い動き出しと嗅覚に優れたFW。豊富な運動量で攻守においてハードワークができ、安定したボディバランスで前線の起点となる」と特徴を紹介している。

 本件においては、21年に磐田に加入したFWファビアン・ゴンザレス(29)が前所属のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)退団後、磐田と契約を結ぶ前にタイのクラブと取り交わした契約が存在したという問題が発覚し、タイのクラブが昨年4月13日にF・ゴンザレスおよび磐田を相手方とし、FIFAのDRCに申立てを行っていた。

 そして、FIFAは10月19日に磐田とF・ゴンザレスに対し、次のように処分内容を発表。クラブは同日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴したことも伝えていたが、今月17日付で師岡との仮契約を解除することになった。磐田は「この度のクラブ事情により仮契約解除に至りましたことについて、このクラブでプレーすることを選んでくださった師岡選手をはじめ、ご家族の皆様、サッカー選手としての成長に携わってこられた方々、ジュビロ磐田のファン・サポーター、すべての関係者の皆様に、心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。

■処分内容
・ファビアン ゴンザレス選手に対して、タイのクラブへの約5万ドルの賠償金の支払命令。なお、ジュビロ磐田は当該支払義務を選手と連帯して負う。

・ファビアン ゴンザレス選手に対するスポーツ制裁として、4ヶ月間の公式戦出場停止処分。

・ジュビロ磐田に対するスポーツ制裁として、今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における新規選手登録の禁止処分。
※トップチームを含め、全ての年齢カテゴリーの男子のチームが対象。ただし、当クラブの選手の登録区分変更(例:ユースチームからトップチームへの昇格)、期限付移籍中の選手が移籍期間満了に伴いクラブに復帰する場合等は、スポーツ制裁の対象外。
※U-18、U-15、ジュビロSS、サッカースクールにおいて、2023年度に当クラブに新規入団する新高校1年生、新中学1年生、新小学5年生および新小学6年生は、2023年1月から2023年12月までの間、日本サッカー協会(JFA)への登録が必要となる大会・活動への参加が認められない(ただし、2022年に当クラブで登録済の選手は除く)。

以下、鹿島発表のプロフィール

●FW師岡柊生
(もろおか・しゅう)
■生年月日
2000年12月9日(21)
■出身地
東京都
■身長/体重
174㎝/69kg
■利き足

■経歴
大和田SC-FC多摩ジュニアユース-日本航空高-東京国際大

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