天皇杯覇者のヴァンフォーレ甲府はあす11日の「FUJIFILM SUPER CUP 2023」でJ1王者の横浜F・マリノスと対戦する。今シーズンからチームを指揮する篠田善之監督は「まず今年の一番最初の試合ですので、なんとかマリノスに食らいついていい勝負ができれば」と意気込みを語った。

　オンラインによる前日会見に出席した篠田監督は、地元・甲府出身だ。「生まれ故郷であるクラブで、指揮を執れる喜びはある。県民の皆さま、サポーターの皆さまにも喜んでいただけるような姿を見せたい」。昨年11月の就任からの初陣となったスーパー杯に向け、躍動を誓った。

　天皇杯を制したことで、今シーズンはACL挑戦もある。新指揮官や新戦力を迎え、現状では新チームとしての順応を図っているようだ。「どのくらい落とし込めているかを、強度の高いチーム相手にできるかというのもひとつあります。完璧ではない部分もたくさんあるんですけど、選手たちは前向きにチャレンジしてくれている。順調に行っているのではないかなと思います」。新体制の初陣でJ1王者を相手に、まずはここまでの仕上がりを見せつけるつもりだ。

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