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4バックの新システム導入の甲府、42歳山本英臣がセンターバックでフル出場

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甲府のDF山本英臣

[2.11 FUJIFILM SUPER CUP 2023 横浜FM 2-1 甲府 国立]

 42歳のベテランが新シーズン開幕を告げる富士フイルムスーパー杯にフル出場した。今季からヴァンフォーレ甲府を率いる篠田善之監督は昨季までの3バックから4バックにシステムを変更し、センターバックの一角でDF山本英臣を起用した。

「甲府はずっと3バックでやってきて、4バックに切り替える中で、(センターバックの)組み合わせがなかなか決まらなかった」と振り返る指揮官は「ラインコントロールができる選手、前の選手をうまくコントロールできる選手を一番後ろに置いておきたかった」とベテラン起用の意図を説明した。

 山本とセンターバックでコンビを組んだDFエドゥアルド・マンシャはスピードもフィジカルも兼ね備え、J1王者を相手にも負けない強さを見せた。山本は「彼の能力を引き出すというか、彼が思ったようにプレーしてもらうのが一番」と指摘。「集中してプレーしているときはJ1相手にもやられないが、たまに集中が欠けるときがある。いい関係をつくって、声がけをしていきたい」と、エドゥアルド・マンシャの良さを最大限に生かすことがチームの堅守にもつながるのは間違いない。

 昨季のJ1王者であり、昨季のJ1でリーグ最多得点だった攻撃陣と対峙した90分。結果は1-2の敗戦だったが、手応えもあった。山本は「我慢しないといけない時間で去年は我慢できなかった。今年はそこにフォーカスしているし、守備で耐える時間が増えても大丈夫だと思う」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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