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FC東京が今季初の連勝! 仲川輝人とD・オリヴェイラで2発、新潟は伊藤涼太郎の絶妙FK弾も勝ち越せず

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得点を決めたFW仲川輝人(左)とFWディエゴ・オリヴェイラ

[4.29 J1第10節 FC東京 2-1 新潟 味スタ]

 J1リーグは29日に第10節を行った。FC東京アルビレックス新潟の対戦は、FC東京が2-1で勝利。前半8分にFW仲川輝人が先制点を奪うが、その4分後に追いつかれる。だが、同34分にFWディエゴ・オリヴェイラが豪快シュートで決勝点を挙げ、今季初の連勝を果たした。

 FC東京はアルベル監督の古巣である新潟との一戦へ。前節に5試合ぶりの白星を手にし、今季初の連勝を狙う。4-2-3-1の布陣でGKはヤクブ スウォビィク、4バックは左からDFバングーナガンデ佳史扶、DF森重真人、DF木本恭生、DF中村帆高。ボランチ2人はMF松木玖生とMF小泉慶。2列目は左からFW渡邊凌磨、MF安部柊斗、仲川で、1トップはD・オリヴェイラが入った。

 アルベル監督の教え子が残る新潟は、J1の舞台で恩師と初対戦。2試合ぶりの勝利を目指す。4-2-3-1の布陣でGKは阿部航斗、4バックは左からDF堀米悠斗、DF千葉和彦、DF舞行龍ジェームズ、DF藤原奏哉。ボランチ2人はMF星雄次とMF高宇洋。2列目は左からMF三戸舜介、MF伊藤涼太郎、MF太田修介で1トップはFW谷口海斗となった。[両スタメン&布陣]

 序盤は新潟がボールを握るが、前半8分に先制点を挙げたのはFC東京。仲川と渡邊の連係からロングカウンターを始めると、渡邊が敵陣付近まで運んで右横にパス。仲川がPA内でトラップから即座に右足シュート。相手選手の股下を通しながらゴール左に流し込んだ。

 先制を許した新潟だが、前半12分に追いついてみせる。PA手前でFKを得ると、キッカーは伊藤。右足で低い弾道のシュートを放ち、ゴール右隅へ。GKスウォビィクの意表を突き、1-1と同点にした。

 再び新潟ペースの時間が続く。しかし、またしてもリードしたのはFC東京だった。前半34分、縦パスに反応した安部が右サイドを疾走。PA中央に折り返すと、D・オリヴェイラがボールを収める。いったん下がりながらPA右に入り、豪快に右足を一閃。ゴール右隅に無回転のボールを叩き込み、2-1とした。

 FC東京が2-1のリードで後半に折り返す。ハーフタイムで両者の交代はなかった。FC東京は後半4分、バングーナガンデが左サイドラインからスローイン。PA左の松木が頭で落とし、渡邊がダイレクトシュート。しかし、GK阿部の正面に収まった。

 後半12分、FC東京は右サイドからの攻撃で仲川がPA内に進入する。舞行龍のスライディングタックルに阻まれたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックから清水勇人主審がモニターで確認。仲川へのファウルが認められ、FC東京にPKが与えられた。FC東京のキッカーはD・オリヴェイラ。だが、右足シュートはゴール左外に外れた。

 1点差を追いかける新潟は後半18分に3枚替え。太田、星、谷口に代えて、MF高木善朗、FWグスタボ・ネスカウ、FW小見洋太を投入した。同22分にはFC東京も2枚替え。バングーナガンデと仲川を下げ、DF徳元悠平とMF東慶悟が入る。東が小泉とともにボランチへ。松木がトップ下に、安部が右サイドに移動した。

 新潟は後半アディショナルタイム6分を含めた残り時間で1点差を追いつけず。FC東京は終了間際に中村が負傷。途中出場のDF長友佑都が試合を締め切り、2-1で今季初の連勝とした。

(取材・文 石川祐介)
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