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相手選手の救命処置中に「不適切な言動」…J2いわきがサポーターに厳重注意

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 いわきFCは9日、今月3日に行われたJ2第13節ヴァンフォーレ甲府戦で「不適切な言動」を行ったいわきサポーターに対し、厳重注意処分を行ったと発表した。

 いわき対甲府戦では後半途中に甲府のDF三浦颯太が頭部を負傷し、ピッチ上で救命処置が行われていた際、いわきサポーターから「不適切な言動」があったことが確認されていた。

 いわきの発表によると、試合後に当該言動を行ったサポーターを特定し、ヒアリングを実施。Jリーグと情報共有を行った結果、リーグの定める禁止行為には該当しないと判断されたが、「今回の言動は緊迫した救命処置が行われている状況であり、それが原因で甲府の選手との言い争いを引き起こしたことを踏まえると極めて不適切であったため、クラブから厳重注意処分を行い再発防止に向けて反省を促しました」と伝えている。

 その一方、いわきはSNS等で当該言動を行ったサポーターを特定する動きを問題視。「いわきFCサポーターが映し出されているシーンの画像を用いてさまざまな憶測や誹謗中傷が飛び交っています」とした上で、一部画像について「その画像によってSNS上に拡散されてしまった女性は不適切な言動を発した方ではないことが確認できております」と説明し、「これ以上憶測で個人を特定したり誹謗中傷するような発信はおやめいただき、すでに発信されているものに関してもその発信者は削除いただくようお願いいたします」と呼びかけている。

 クラブは発表の最後に「今回の事象はクラブとして非常に重い事象と捉えており、今後もクラブとサポーターが密なコミュニケーションを継続して図ることで再発防止を徹底し、改めて安心・安全なスタジアムづくりを目指してまいります」と記し、「ヴァンフォーレ甲府の選手ならびに関わる全ての皆様、そして今回の騒動により不快な思いをさせてしまった皆様、このたびは大変申し訳ございませんでした」と謝罪している。

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