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浦和DFショルツが母国メディアインタビューで契約延長を希望「このクラブにいることが幸せ」

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「ここで続けたい。日本でもっと長くプレーしたいんだ」。浦和レッズに所属するDFアレクサンダー・ショルツが母国デンマークのメディア『TIPSBLADET』のインタビューに答えている。

 ショルツは21年途中に浦和に加入。それまでデンマークやアイスランド、ドイツ、ベルギーでのプレーを重ねてきたが、28歳でJリーグ移籍を決断。DFリーダーしての地位を築くと、今季は副キャプテンとしてもプレーしている。

「(デンマークの)スーペルリーガよりレベルは高い。下位のチームでもレベルはめちゃめちゃ高い。日本の下位のクラブでも、スーペルリーガなら簡単にやっていけるだろう。さらにトップレベルのチームは抜きん出ている。 信じられないくらい同じようなレベルのチームが多い。デンマークでは、トップレベルが欠けていることがある。客観的に見ると、デンマークのリーグはまだまだなんだ」

「ここ(日本)では、まったく異なるタイプのサッカーが行われている。デンマークほど身体的には目立ってなくて、ペースもそれほど速くはないけど、これは暑さも関係している。夏場は40℃くらいになるので、それほど速くプレイできないんだ。技術的なレベルは、デンマークよりも高い。守備の構造もデンマークより優れている。ただデンマークやヨーロッパに比べると、個人のクオリティはそれほど高くはないかもしれないね」

 浦和は先日、アルヒラルを下して、5大会ぶりのACL制覇を果たした。ショルツもこのアジア制覇を振り返っている。

「ACLで良い成績を収めることは、クラブのアイデンティティーの一部だ。過去に2度優勝しているから、今回が3度目。長年クラブに在籍している選手も何人かいて、彼らにとっては格別なことなんだ。彼らはとても感動し、多くの人が泣き出していた。もちろん自分もとても嬉しかったよ」

「東京のすぐ近くではあるけど(埼玉は)別の県であり、独自のアイデンティティを持っている。クラブにとっても、そのことがどれほどの意味を持つか、よく分かっている。雰囲気はクレイジーだった。サウジアラビアに出発する前、川崎フロンターレとのアウェーゲームに臨んでいたんだけど、彼らのファン、そして僕たちのファンからの応援はすごかった。誰もが幸運を祈り、何千人ものファンが、試合後に空港に向かう私たちに別れを告げるために残ってくれた。僕たち外国人よりも日本人の選手にプレッシャーがかかっていたかもしれないね」

 さらにショルツは「日本人はとても礼儀正しくて、助けてくれる人が多いので、こちらでトラブルに巻き込まれることはまずない」と話すなど、日本での生活をとても気に入っているようだ。

「ピッチの外ではもっと大きなチャレンジをしたかったので、もう少し難しい状況を望んでいた。でもここでは僕たちを助けるために通訳が雇われているし、クラブは外国人がチームにいることに慣れている。それと日本人はとても礼儀正しくて、助けてくれる人が多いので、こちらでトラブルに巻き込まれることはまずない」

「契約があと半年で切れるって?ここで続けたい。日本でもっと長くプレーしたいんだ。住みやすい国だし、リーグもすごくいい。このクラブにいることが幸せだし、大きなことが待っているはずだ。とりわけ、クラブW杯が開催されるからね」
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