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Jリーグ「シャレン!アウォーズ」各賞が発表!! “常連”鳥取が4年連続受賞、名古屋、藤枝、富山、水戸、山形の活動にも脚光

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 Jリーグは15日、各クラブの社会連携(シャレン!)活動を表彰する「Jリーグシャレン!アウォーズ」を開催し、本年度の各賞を発表した。

 シャレン!アウォーズはJリーグ各クラブが実施したシャレン活動を称える表彰式で、今年度が4回目。今回はJリーグ開幕30周年を記念し、前年度に行った活動に限らず、「これが自クラブの代表的なシャレン!」という活動が対象となった。

 また今回は既存のソーシャルチャレンジャー賞、パブリック賞、メディア賞の3賞に加えて、一般投票で選ばれるファン・サポーター選考賞、各クラブの投票で選ばれるクラブ選考賞、地域社会とのつながり・ふれあい・ささえあうをテーマにした「明治安田 地元の元気賞」の3賞を新設。合計6クラブが受賞した。

 「その地域にある社会課題解決に対してチャレンジしている」活動を称えるソーシャルチャレンジャー賞は名古屋グランパスの「在留ブラジル人の子どもたちのお仕事体験」が受賞。ホームタウンの豊田市では在留ブラジル人の多い地域で、彼らの日本語習得や活躍を支援する活動が評価された。名古屋は初受賞となった。▼活動内容

 「国や自治体が掲げる政策を活用し、地域の課題解決に向けて、多様なステークホルダーと連携し、持続可能な活動となるように取り組んでいる」活動を称えるパブリック賞は藤枝MYFCの「やいづ ふっとさる かっぷ」が受賞。ホームタウンの焼津市は水産加工業が盛んで、技能実習生を雇用している企業が多数ある中、彼らの生活を豊かにしてきた活動が評価された。藤枝は初受賞となった。▼活動内容

 「記者として、自身の媒体に取り上げたいと思う活動である」ことを基準に選ばれたメディア賞はカターレ富山の「選手の汗と情熱がしみこんだ堆肥『芝~レ!』カターレ食農プロジェクト~紅はるか~」が受賞。練習場から発生する刈芝で作られた堆肥により、サツマイモを育てるという資源の再利用法に加え、食農プロジェクトにも結びつけた企画力が評価された。富山は前回の「Be supporters!サポーターになろう!」に続き2年連続の受賞となった。▼活動内容

 明治安田地元の元気賞は水戸ホーリーホックの「新しいフツウを子どもたちからプロジェクト〜大豆ミートバーガー編〜」が受賞。環境問題に関心を持つ小学生2人をプロジェクトリーダーに置き、クラブと協働で大豆ミートバーガーを販売することで、環境保全への意識付けを働きかける活動が称えられた。▼活動内容

 クラブ選考賞はモンテディオ山形の「高校生が本気で挑戦できる場として『高校生マーケティング探求』を実施」が受賞。地元から集まった38人の高校生が探求教室『ESTEM』と協働し、約2か月間にわたって「高校生を1,000人集客する」という目標を掲げた企画を議論した活動が評価された。山形は初受賞となった。▼活動内容

 ファン・サポーター選考賞はガイナーレ鳥取の「継続は笑顔なり。20年続けてつながった2つのシャレン」が受賞。過去にメディア賞を受賞した「復活!公園遊び」「しばふる」の活動を長年にわたって続け、それらをミックスさせながら発展させてきた試みが評価された。鳥取は4年連続の受賞となった。▼活動内容

(取材・文 竹内達也)
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