beacon

FC東京は監督交代で後半戦の巻き返し狙う…2発のD・オリヴェイラ「選手に責任が一番ある」

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWディエゴ・オリヴェイラ

[6.24 J1第18節 FC東京 2-0 名古屋 味スタ]

 シーズン後半戦の初戦は、エースの2発によって白星発進となった。FC東京はFWディエゴ・オリヴェイラが2ゴール。試合後のフラッシュインタビューでは「このゴールも練習の成果。ただし、ゴールを決めても負けたら何にもならない。勝ったということが一番うれしい」と喜びを噛み締めた。

 低迷のチームを2得点で救った。D・オリヴェイラは前半18分、MF渡邊凌磨からパスを受けると、敵陣PA内で相手選手を背中に向けながら反転。体勢を崩しながら左足シュートを放つと、ゴール左隅に流し込んだ。さらに後半35分には、左サイドからMF安部柊斗がクロスを上げ、ファーサイドのD・オリヴェイラが強烈なヘディングシュートをお見舞い。今季9ゴール目で勝利を決定づけた。

 前半戦を3連敗で終え、12位で折り返した。低迷のチームはアルベル前監督を解任し、新指揮官にピーター・クラモフスキー氏を招へい。今一度上位を狙うべく、再スタートを切った。D・オリヴェイラは、監督解任の責任を自らにも課す。「もちろん選手に責任が一番ある」と持論を述べた。

「前監督も私たちのために尽くしてくれて感謝をしている。本当にありがたいと思っています。でも残念ですが、サッカーだからしょうがないと思っています。その中で新しい監督が来て、また新しい色んなやり方がある。きょう勝ったのはもちろん、私たちも戦った成果もある。そういうやり方もあって、勝ったことは監督の影響は十分あると思っている」

 D・オリヴェイラは、クラモフスキー監督のもとで行われた4日間の練習を「インテンシティーがすごく高かった」と振り返り、「この試合に出た」と胸を張る。その結果が前半戦を2位で折り返した名古屋からの完封勝利。「監督の指示のもとに、私たちもいいゲームができた。大事なのはこれからまた成長することだと思っています」と後半戦の巻き返しに力を込めた。

(取材・文 石川祐介)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

TOP