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イニエスタの「特別な一戦」神戸ラストマッチはドロー…今季初先発、後半12分までプレー

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[7.1 J1第19節 神戸1-1札幌 ノエスタ]

 イニエスタが「特別な一戦」を戦い終えた。ヴィッセル神戸は1日、ホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、1-1で引き分けた。この試合を最後に退団することが決まっているMFアンドレス・イニエスタは先発出場。後半12分に交代すると、スタジアム中が割れんばかりの大拍手に包まれた。

 ついにこの日が来た。バルセロナからやってきたのは18年夏のこと。34歳とベテランの域に入っていたが、芸術的なプレーは日本のサッカーファンを幾度となくうならせた。神戸での5年間の集大成を見守るべく、ノエビアスタジアム神戸には同地でのクラブ記録を更新する2万7630人の大観衆が詰めかけた。

 ただ神戸は前半から苦戦を強いられた。序盤はGK前川黛也の好セーブもあり何とか耐えていたが、前半26分、MF金子拓郎の右クロスのこぼれ球をMFスパチョークに蹴り込まれて先制を許す。トップ下で先発したイニエスタも何度かエリア内でボールを持つ場面を作るが、決定的な場面と作り出すには至らない。そこで1点を追う神戸は後半頭からFW大迫勇也を投入した。

 後半8分に札幌がエリア内でチャンスを作ると、MF浅野雄也のシュートがDF本多勇喜の足に当たったあとに手に当たったのではないかとVARチェックが入る。そして主審によるオンフィールドレビューが行われる。しかし判定はノーファウルとなり、神戸は胸をなでおろす。

 神戸は後半12分からはイニエスタに代えてMF佐々木大樹をピッチに送り込み、“今季の戦い方”に戻して、反撃の機会を伺いに行く。大迫にいいボールが入りだしたこともあり、ペースは徐々に神戸に傾き出す。そして後半40分、DF初瀬亮が蹴った左CKをDFマテウス・トゥーレルが頭で合わせて、ドローに持ち込んだ。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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