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新体制FC東京でフル稼働…36歳DF長友佑都の暑さ対策「脳のコントロールが大事」

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DF長友佑都

[7.8 J1第20節 浦和 0-0 FC東京 埼玉]

 FC東京は敵地で浦和レッズに0-0で引き分け、ピーター・クラモフスキー監督就任後の連勝が2でストップした。それでも3試合連続のクリーンシートと堅守は継続。指揮官は試合後会見で「これを継続して出せれば、アグレッシブに行って勝ち点3を奪えるようになる」と手応えを口にした。

 左サイドバックで堅守を支えるDF長友佑都も「浦和さんも非常に固くていいチームだし、僕もこのアウェーで勝ったことがないということで、非常に難しい雰囲気の中でもみんなで粘り強く守備をして、まず勝ち点1を取れたことが良かった。成長していると思う」と収穫をアピール。「連動して守備ができるようになっているところが非常に良くなっている」と前向きに語った。

 クラモフスキー体制での3試合ではMF松木玖生とMF安部柊斗のダブルボランチがいずれもフル稼働し、盤石の安定感を発揮。長友は「2人とも動けるし、その運動量と、ただ動くだけでもダメ。ちゃんと基準というか守備の連動性も含めて意思疎通ができていないと運動量も無駄になってしまう。その意味でいまのチームは整理できていると思う」と充実感をのぞかせた。

 また長友自身も今季初めて3試合連続のフル出場。「もうすぐ37になるけど、若手と同じくらいかそれ以上に走れているので、まだまだやれるなと思う」と自信を見せつつ、夏場の暑さを乗り越えるための独特の対策を口にした。

「脳のコントロールのところが大事。暑さがちょっとでも言い訳になったり、ネガティブなものを脳の中に巡らせると身体が動かなくなったり、反応してしまう。そこの精神力の強さはコントロールの質。それで暑さをコントロールしています」

 なお、この日は日本代表で長らく共にプレーしたDF酒井宏樹とのマッチアップが期待されていたが、酒井が開始4分の空中戦で負傷交代。「めちゃめちゃ楽しみで、アップの時から宏樹と会って話した時に今日バチバチ行くからなって感じでお互い楽しみにしていたけど、残念ですね」と振り返った長友は「長引かないことを祈ります」と回復を願い、ミックスゾーンを後にした。

(取材・文 竹内達也)
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