4試合ぶりゴールも後半AT被弾で逃げ切れず…柏FW細谷真大「チーム全員が責任を感じている」
[7.8 J1第20節 柏 1-1 湘南 三協F柏]
2試合連続で無得点と、再び得点力不足に悩まされている柏レイソル。そんなチームの状況を救ったのは、21歳の頼れるエースストライカーだった。
前半27分、中盤でMF椎橋慧也がボールを持つと、強い縦パスを入れる。FWマテウス・サヴィオがスルーし、裏に走り込んだDFジエゴにボールがわたると、ジエゴは中央でボールを呼び込んでいたFW細谷真大に合わせる。「力を抜いて上手く当てられたので、うまく流しこめたと思います」。右足でゴールに流し入れて、柏に先制点をもたらした。
この日は、第16節・札幌戦以来となるFWフロートとの2トップでスタート。最前線にフロートを置いて、細谷は縦関係に近いポジションをとることが多かった。得点の場面では、ジエゴがボールを持ったタイミングで、フロートがゴールに近い位置にポジションをとった一方で、細谷はフロートより少し低い位置でボールを呼び込んだ。「ジェイ(フロート)との関係性でできたスペースをうまく自分で使った」と細谷は得点シーンを振り返った。
井原正巳監督は、「チームとしても2人を活かしていけるように、日々のトレーニングから意識してやっていくことで、より相手にとっては脅威になっていくと思っています」と細谷&フロートの化学反応に期待する。
細谷も改善の余地があることを認める。
「守備のところはうまく縦関係でやっていて、攻撃に変わったら2列目から飛び出していこうと思っていたので、前から行って、はめられたところでチャンスを作れたらよかったですけど、うまくできなかったので引き続きやっていく必要あるかなと思います」(細谷)
井原体制7試合目。「自分が監督になってからはじめて先制点を奪ったということで、いい流れでゲームは進められた」(井原監督)展開となったが、後半34分にDF立田悠悟が一発退場になると、湘南ベルマーレに押し込まれ続ける展開に。持ちこたえることができず、後半アディショナルタイムに失点し、2か月ぶりの白星を逃した。17位柏と18位湘南による直接対決は、「なんとしても勝たないといけない試合」(細谷)だっただけに、痛恨だった。
「1人減っても、守り抜く力は絶対にこの先必要だと思います。何としても勝たないといけない試合だったので、そこに対してはチーム全員が責任を感じているところです」(細谷)
20試合6得点はブレイクスルーを起こした昨シーズンと同じペースだが、細谷は最後まで厳しい表情を崩さなかった。
(取材・文 奥山典幸)
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●2023シーズンJリーグ特集ページ
2試合連続で無得点と、再び得点力不足に悩まされている柏レイソル。そんなチームの状況を救ったのは、21歳の頼れるエースストライカーだった。
前半27分、中盤でMF椎橋慧也がボールを持つと、強い縦パスを入れる。FWマテウス・サヴィオがスルーし、裏に走り込んだDFジエゴにボールがわたると、ジエゴは中央でボールを呼び込んでいたFW細谷真大に合わせる。「力を抜いて上手く当てられたので、うまく流しこめたと思います」。右足でゴールに流し入れて、柏に先制点をもたらした。
この日は、第16節・札幌戦以来となるFWフロートとの2トップでスタート。最前線にフロートを置いて、細谷は縦関係に近いポジションをとることが多かった。得点の場面では、ジエゴがボールを持ったタイミングで、フロートがゴールに近い位置にポジションをとった一方で、細谷はフロートより少し低い位置でボールを呼び込んだ。「ジェイ(フロート)との関係性でできたスペースをうまく自分で使った」と細谷は得点シーンを振り返った。
井原正巳監督は、「チームとしても2人を活かしていけるように、日々のトレーニングから意識してやっていくことで、より相手にとっては脅威になっていくと思っています」と細谷&フロートの化学反応に期待する。
細谷も改善の余地があることを認める。
「守備のところはうまく縦関係でやっていて、攻撃に変わったら2列目から飛び出していこうと思っていたので、前から行って、はめられたところでチャンスを作れたらよかったですけど、うまくできなかったので引き続きやっていく必要あるかなと思います」(細谷)
井原体制7試合目。「自分が監督になってからはじめて先制点を奪ったということで、いい流れでゲームは進められた」(井原監督)展開となったが、後半34分にDF立田悠悟が一発退場になると、湘南ベルマーレに押し込まれ続ける展開に。持ちこたえることができず、後半アディショナルタイムに失点し、2か月ぶりの白星を逃した。17位柏と18位湘南による直接対決は、「なんとしても勝たないといけない試合」(細谷)だっただけに、痛恨だった。
「1人減っても、守り抜く力は絶対にこの先必要だと思います。何としても勝たないといけない試合だったので、そこに対してはチーム全員が責任を感じているところです」(細谷)
20試合6得点はブレイクスルーを起こした昨シーズンと同じペースだが、細谷は最後まで厳しい表情を崩さなかった。
(取材・文 奥山典幸)
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