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後半ATパトリック劇的弾!京都が名古屋にJ1で21年ぶり勝利

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京都はFW山崎凌吾が恩返し弾を決めた

[7.16 J1第21節 京都2-1名古屋 サンガS]

 京都サンガF.C.がホームで名古屋グランパスに2-1で勝利した。J1リーグ戦で京都が名古屋に勝利するのは、2002年10月26日に2-1で勝利して以来で、21年ぶりとなった。

 京都が劇的な幕切れで熱戦を制した。まずは先制点。前半13分に京都はゴール前で獲得したFKをMF平戸太貴が蹴るとポストを直撃。さらに頭で押し込んだMF金子大毅の浮き球ヘッドもクロスバーに嫌われてしまう。

 しかしゴール前にいたFW山崎凌吾が3度目の正直とばかりに押し込んで、ライン上を割る。21年まで名古屋に在籍した30歳FWが、古巣に恩返し弾を決めた。

 ただ名古屋も我慢強く守って反撃の機会を伺う。後半13分にはFW木下康介に背後を取られて絶対絶命のピンチを迎えたが、GKランゲラックがエリア外に飛び出してスライディングで防いた。

 すると後半17分だった。左サイドを突破したFWマテウス・カストロのプレーから、ゴール中央にこぼれたボールをMF和泉竜司が右足で蹴り込んで同点に追いつく。しかし同30分にFWキャスパー・ユンカーが自陣からドリブルで運んで放ったシュートが惜しくもクロスバーを叩くなど、逆転するには至らなかった。

 そしてこのままタイスコアで終わるかと思われた後半アディショナルタイム2分、京都は左CKを獲得すると、MF谷内田哲平のキックをDF麻田将吾がニアでそらす。これがゴール前にいたFWパトリックの頭にズレ、劇的な決勝弾が生まれた。

 京都は3試合ぶりの白星で勝ち点23。15位と順位に変動はなかったが、下位3チームとの勝ち点差は広がった。一方の上位争いを繰り広げる名古屋は手痛い黒星。こちらも3位で順位に変動はなかったが、首位に返り咲いた神戸との勝ち点差は4に広がった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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