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横浜FM水沼宏太が2か月ぶり弾! 前半ハットの“元同僚”には賛辞も「すごく頼もしい」

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MF水沼宏太とFW前田大然

[7.19 国際親善試合 横浜FM 6-4 セルティック 日産ス]

 横浜F・マリノスMF水沼宏太が国際親善試合のセルティック戦で、5月7日のJ1第12節の京都戦以来となる得点を記録した。

 1-2と逆転されて迎えた前半23分、水沼は左のハーフスペースで前を向いたMFマルコス・ジュニオールの浮き球に対し、ファーポスト脇に飛び込んだ。「僕は常にあそこを狙っているけどボールが来ていなかった。やっと来たなという感じ。だいたいニアで引っかかることが多かったので、流れてきたらああやって点が取れると感じている」。これまでも積極的に走り込んでいたが、ようやく届いたボールをワンタッチで押し込んだ。「ボールが来なくても常に狙っていたいし、上げる側からしてもあそこにいてほしいところ。前の選手は常にそういう隙を狙って、相手が嫌がることができればいい」と手応えを口にした。

 23日にはマンチェスター・シティとのJリーグワールドチャレンジを控えていることもあってか、水沼自身は前半限りでの交代。それでもチームは6-4の撃ち合いを制した。

 セルティックの戦いぶりについて「コンディションも整っていなかっただろうし、やりたいことが出せていたかどうかはわからない」と状態には配慮しつつも、「得点の形は去年までボス(アンジェ・ポステコグルー前監督)がやっていたんだなというのが見えた」と水沼。「僕らも同じようにゴールに向かっていって、これだけ点を入ったというのは、それぞれのチームがそれぞれの積み重ねでやってきたことがわかった試合だった。見に来てくれた人は楽しかったんじゃないかと思う」と親善試合らしい派手な打撃戦を前向きに振り返った。

 また前半には古巣大戦となったFW前田大然がハットトリックを達成。水沼は「ハットトリックしたのもすごいし、クロスを上げる側からしたらそこにいてほしいというところに常に入っていた印象。そこでしっかり決めたのはFWとしての嗅覚というか、大事なところに顔を出せる選手になっているのはすごく頼もしいと感じた。マリノスとの試合に帰ってきて、結果を出すのはすごいことだと思う」と手放しで称え、かつてのチームメートの成長ぶりに目を見張った。

(取材・文 竹内達也)
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