マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が22日、国立競技場でJリーグワールドチャレンジの前日会見に出席し、対戦相手となる横浜F・マリノスの印象を述べた。

　初めに記者会見に出席したDFナタン・アケによると、グアルディオラ監督は横浜FM戦に向けて「いろいろなビデオも見せてくれた」とのこと。プレシーズン最初の一戦に向け、ビルドアップの分析も行うなど、前向きなメンタリティーで臨もうとしているようだ。

　グアルディオラ監督は会見で横浜FMについて「あらためてマリノスの試合を見たし、4年前も対戦したことがあるが、非常に好きなチームだ。大好きなチームだと言ってもいい。われわれとシティ・フットボールに属しているからというのもあるが、素晴らしいチームだ」と絶賛。「明日の試合はエンターテイメント性が高くなると思う。マリノスはとても攻撃的なチームなので、見ていて面白いサッカーになる」と展望しつつ、「彼らがビルドアップをしていくプロセスも良いと思うし、私は大きなリスペクトを持っている。賞賛に値するクラブだと思う」と賛辞を惜しまなかった。

　横浜FMはすでにシーズンの折り返しを経ており、コンディションには差がある状況。それでも指揮官は「この時期のマリノスとの試合は、マリノスはもうJリーグも後半に入っているのでコンディションが違う。そういう相手と試合をするのは私たちにとって非常に良いテストになる。この機会を楽しみにしている」と前向きに語った。

　また昨季プレミアリーグ26試合の出場で飛躍のシーズンを過ごしたアケも「非常に良い結果を出しているし、いいチームだと思う」と横浜FMについてポジティブなコメント。グアルディオラ監督が見せたビデオを通じて「エネルギーのレベルが高いチーム。同じレベルのエネルギーを持って戦わないといけない。しっかりと準備したい」とイメージをふくらませていた。

(取材・文　竹内達也)

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