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今季最多失点で敗れた町田・黒田監督「相手に飲み込まれた」…千葉が敵地で首位撃破に成功

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町田を指揮する黒田剛監督

[7.22 J2第27節 町田 1-3 千葉 Gスタ]

 J2第27節が22日に行われ、15位ジェフユナイテッド千葉が敵地で首位FC町田ゼルビアを3-1で下した。2試合ぶりの白星をつかみ、3戦負けなし(2勝1分)。町田は今季最多3失点で8試合ぶりの黒星を喫した。

 16日の第26節・ブラウブリッツ秋田戦が大雨の影響で中止となった町田は、9日の第25節・東京ヴェルディ戦(△2-2)から4人のスターティングメンバーを変更。東京Vから加入したMFバスケス・バイロン、FC東京から加入したDF鈴木準弥を初めて起用した。対する千葉は16日の第26節・清水エスパルス戦(△2-2)からの入れ替えはなし。同じ11人がピッチに並んだ。

 先にゲームを動かしたのは千葉だった。前半10分、敵陣中央付近でのFKからキッカーのMF高木俊幸が右足でシュート性のボールを蹴り込むと、ペナルティエリア中央でDF鈴木大輔が反応。右足でコースを変えて押し込み、今季3ゴール目を挙げた。

 前半27分にはペナルティエリア右に攻め上がったDF高橋壱晟のクロスがDF池田樹雷人の手に当たり、PKを獲得する。同28分、キッカーを務めたFW小森飛絢が右足でゴール右に決め、2戦連発となる今季10得点目をマークした。

 0-2で折り返した町田は後半27分に1点を返す。右サイドのバスケスがフェイントから左足でクロスを供給。FWミッチェル・デュークが豪快なヘディングシュートを突き刺し、今季5ゴール目を奪った。

 しかし、直後の後半28分に千葉のMF見木友哉がペナルティエリア手前中央で右足を一閃。強烈なミドルシュートがGKポープ・ウィリアムのファンブルを誘い、そのままゴールに転がり込む。見木は3試合連続となる今季5得点目を記録した。

 その後はスコアが動かず、千葉が3-1で快勝。決勝ゴールとなるチーム2点目を挙げた小森はフラッシュインタビューで「チーム一丸となって全員がハードワークして、この勝ち点3を獲ることができて、本当に良かったです」と喜んだ。

 一方、町田の黒田剛監督は「立ち上がりから、かなり重かったなという印象がありますね。足が動かなくてセカンドボールを回収されたり、またはボールの強度というところが、その辺全てにおいて千葉さんの方に上回られたという印象です」と振り返っている。

 難しい展開となった要因として、さまざまな細かい問題点があったことも示唆しつつ、「なんにしても立ち上がりからやっぱり千葉さんの方の迫力とか、出足の方にかなり飲み込まれていったような印象がありましたので、これをいい反省材料にして、また切り替えてやっていきたいなと思います」と語った。

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データ提供:Opta
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