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10人での猛攻を牽引も…決定機逸に川崎F脇坂泰斗「自分の力不足」

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決定機を逃し、悔しそうな表情を見せるMF脇坂泰斗

[8.12 J1第23節 川崎F 0-1 神戸 等々力]

 0-1で迎えた後半32分、数的不利ながらも攻め続けていた川崎フロンターレは左サイドを駆け上がったDF登里享平が絶妙なクロスを送り、この試合で最大のビッグチャンスを迎えた。しかし、ダイレクトで狙ったMF脇坂泰斗のシュートは大きくふかして枠外へ。大きな決定機を逃した背番号14は「技術不足。止める時間もあったと思うので、その辺の判断のところ」と悔やんだ。

 シュートシーン以外では時には相手DFを次々にかわして持ち運ぶなど、攻守に圧倒的な存在感を示した。「ある程度ゴール前まで行ける感覚はあった。自分はよりボールに関わるところ、一人少なかったけどそこでの質や、一つためて引き付けたりとかを意識していた」(脇坂)。それでも敗戦という結果に終わり、「決め切ることができない自分の力不足」と責任を背負うしかなかった。

 この敗戦により、首位を走る神戸、2位の横浜FMとの勝ち点差は『15』に開いた。

 脇坂は「非常にもったいない。10人になってしまったのもチーム全体のミスで、ここ最近はアウェー神戸戦で2-0から追いつかれたし、前節も最後に失点して負けてしまった。細かいところだと思うけど、もっともっとこだわっていかないといけない。チームでもそうだけど、一人一人が本気で質を上げていくところをこだわって、かつチームで反省して良さを伸ばしていかないと」と危機感をのぞかせ、「天皇杯もあるし、ACLも始まるし、リーグ戦も諦めていない。切り替えてまた1週間後に広島戦があって、アウェーでタフなゲームになるけど、チーム全員で戦いたい」と前を向こうとしていた。

(取材・文 竹内達也)
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