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最後は全員で特大かめはめ波!失敗取り消し、蹴り直しPKで決勝弾のA・ロペス「素晴らしい一日だった」

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[8.12 J1第23節 横浜FM2-1G大阪 日産ス]

 FWアンデルソン・ロペスは頭をかいた。「GKが動いてくれてよかった。(PKは)7年外していないし、こんな特別な日に外すなんてと思った。今日じゃないだろうって。やり直しで本当に良かった」。横浜F・マリノスはエースストライカーの今季16点目で奪ったリードを守り抜き、4試合ぶりとなる白星を手にした。

「特別な日」への思いは強かった。試合前には自身のJ1通算150試合を祝うセレモニーを実施。そして試合後には、広島への電撃移籍が決まったFWマルコス・ジュニオールのお別れセレモニーが予定されている日でもあった。

 MFヤン・マテウスが決めた先制点のあと、そしてA・ロペスが決めた勝ち越し点のあとの両方で、試合前から「点を決めたらお前のためにやると話していた」というマルコスの代名詞になっているかめはめ波パフォーマンスを披露した。試合後には“特大かめはめ波”、全員でかめはめ波パフォーマンスをして記念写真に納まった。

 A・ロペスは昨年もリーグ戦28試合に出場したが、長期の出場停止期間があるなど、出場が不安定な時期があった。そんな時でもマルコスは常にポジティブな言葉をかけて励ましてくれたという。「僕が去年、なかなか試合出られなかった時も、マルコスは『こういう時こそもっと練習しよう』といった常にあきらめない言葉を口にしていた。本当にポジティブな人間で常に笑っている。さみしいけど、本当に偉大な選手でした」。勝利で送り出せたことに、A・ロペスも「素晴らしい一日だった」と満足げに笑みを浮かべていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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