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GK川口能活氏が俊輔引退試合でスーパーセーブ“未遂”&豪快ヘッド弾! 後輩労う言葉も「涙が出るくらい感動しました」

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中村俊輔氏にサイン入りボードを渡した川口能活

[12.17 中村俊輔引退試合 横浜FC 3-6 J-DREAMS ニッパツ]

 元日本代表GK川口能活氏(磐田コーチ)はJ-DREAMSの一員として前半45分間プレーし、中村俊輔と相手チームで対峙。現役時代を彷彿とされる横っ飛びと、引退試合ならではのスーパーゴールで華試合を引き立てた。

 川口は前半6分、この日の主役を担う俊輔のFKに対し、懸命に飛びかかった。鋭いシュートはゴール右上隅に飛んできたが、豪快な横っ飛びでセービング。ギリギリでかき出したかのように思われたシーンは、引退試合ならではの“忖度”(放送席談)でゴールイン判定となったが、俊輔も「能活さんが素晴らしかった」と認めるファインセーブだった。

 その後は俊輔に「100%に近い形」というFKを含む2ゴールを決められ、GKとして“引き立て役”に回った。しかし、最後は相手ゴール前で意地を見せた。

 0-3というスコアから攻撃参加を見せると、MF中村憲剛の左CKからヘディングシュート。これは相手GKにセーブされたが、再びCKを得ると、次のCKを再びヘディングで決めてゴールを奪った。1995年の横浜M時代には優勝争いの大一番で、自身のヘッドがポストに弾かれたこともあった川口。28年越しにスーパーゴールを決めてみせた。

 試合後には引退試合に出場していた選手を代表し、横浜M、日本代表で共に戦った俊輔にメッセージ入りボードを贈呈。「テクニック、左足のキックは多くのサッカーファン、多くの人たちが魅了され、そのプレーが大好きでした。私もその一人です。一緒にプレーし、時には対戦し、多くの熱い戦いをしてきました。感動を与えてくださった中村俊輔選手、本当にありがとうございました。今日のこの試合でも素晴らしいプレーを見せてくれて、特に最後のゴールはベンチから見ていて、涙が出るくらい感動しました。これからもサッカー人として日本のサッカー、中村選手を超える選手の育成に期待しています。お疲れ様でした」とねぎらった。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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