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キツネポーズも披露!! 昨季ルヴァンV立役者・福岡MF紺野和也が横浜FM破る決勝弾「もっと絶対的な存在になりたい」

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MF紺野和也はキツネのハンドサインでゴールパフォーマンス

[3.1 J1第2節 横浜FM 0-1 福岡 日産ス]

 横浜F・マリノスを相手にボールを支配される時間帯が続きながらも、4-4-2と5-4-1を使い分ける布陣で前に押し返す意識を見せていたこの日のアビスパ福岡。そうした奮闘を結果に結びつけたのは、昨季のルヴァン杯決勝2アシストでクラブに史上初のタイトルをもたらした26歳だった。

 MF紺野和也は後半6分、左サイドを突破したMF重見柾斗からのクロスに対し、マイナス方向に走り込むと、うまくステップを合わせながら左足一閃。シュートはDFエドゥアルドに当たりながらも大きく軌道は変えず、ゴール左隅の絶妙なコースに吸い込まれていった。

「シゲが左の深い位置を取った時、マイナスのところ空いているなと。相手の最終ラインがちょっと下がるのが早かったので、マイナスに走って呼んだらいいボールをくれた。ふかさないようにミートを意識して、ニアの下を狙った。相手に当たっていいコースに行った。決めきれてよかった」(紺野)

 開幕節の札幌戦は0-0の引き分けだったため、これが今季のチーム第1号。愛称の「紺ちゃん」になぞらえたキツネのハンドサインをゴール裏のサポーターに向け、歓喜を分かち合った。紺野自身は後半28分に途中交代となったが、守備陣の奮起もあってそのまま試合は終了。これがチームを今季初白星に導く決勝点となった。

 昨季は自らの2アシストでルヴァン杯のタイトルをもたらし、注目される中で迎えた新シーズン。開幕2戦目にしてさっそく結果を出した。それでも紺野は「ゴールは決めたけど、内容全体で90分全体で見るとまだまだ足りないところはある。そこを改善してもっといい選手になりたい」と満足するつもりはない。

 今季目指すは「毎試合インパクトが残せるような選手」だ。まだシーズンは始まったばかり。敵地での快勝にも浮かれず、「マークも去年よりも厳しくなるので、どう打開するかが鍵になる。攻撃の中心として、起点として、チームの攻撃をうまく回せたらと思うし、もっと絶対的な存在になりたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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