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磐田GK川島永嗣が5053日ぶりに等々力“帰還”「フロンターレが特別なクラブであることに変わりはない」

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GK川島永嗣

[3.1 J1第2節 川崎F 4-5 磐田 U等々力]

 14年ぶりに古巣でプレーをした。ジュビロ磐田に加入したGK川島永嗣川崎フロンターレからの攻撃を浴びるも、リードを守り切った。「GKとしてはこういうゲームのなかで失点を減らしたかった。ただ、とにかく自分だけではなくて、チームとしてこういう厳しい試合を勝って、勝ち点3を得ることができたことが一番の収穫」と勝利の喜びを噛み締めていた。

 最後に等々力陸上競技場でプレーをしたのは2010年5月1日、J1リーグ第9節・湘南ベルマーレ戦(○4-2)だった。直後に始まった南アフリカワールドカップで日本代表として戦った後、7月にリールセ(ベルギー)に移籍した。

 今シーズンから命名権契約によりUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuと名前を変えたが、それでも川島の目には懐かしい風景が映る。「等々力の雰囲気はやっぱり特別なものがある」。古巣のサポーターとも交流をした。「こういう形で選手としてピッチの上で皆さんに姿を見せることができてうれしかった。フロンターレが特別なクラブであることに変わりはない」と力を込めた。

 昇格組・磐田の一員として、天皇杯王者でもある川崎Fに挑んだ。序盤の3点リードから追いつかれるという難しい展開。川島も要所で好セーブを見せ、点差を守り切った。「こういう試合で勝ち点3を取るか、1を取れるか取れないかというのは、シーズン終盤に大きな差になってくる。こういう一試合一試合を逃してはいけない。勝ち切れるように続けていきたい」。ひさびさのJリーグを懐かしみながら、磐田の躍進に全力を注いでいく。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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