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鹿島圧倒したC大阪、“初得点”レオセアラ&ルーカス負傷交代も「悪化しないために交代した」「ひどくはないと思う」

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先制ゴールのFWレオ・セアラ

[3.2 J1第2節 鹿島 1-1 C大阪 カシマ]

 鹿島アントラーズの本拠地に乗り込んだセレッソ大阪はこの日、序盤からホームチームを圧倒し、後半13分に先制点を奪った。貴重なゴールを決めたのはFWレオ・セアラ。結果的には1-1の引き分けに終わったが、敵地での今季初ゴールに背番号9は試合を前向きに振り返った。

 先制点が入ったのはやや嫌な流れになりかけていた後半13分だった。DF舩木翔の縦パスをMF奥埜博亮が左ハーフスペースで受けて落とし、登里がスルーパスを送ると、抜け出した途中出場MF為田大貴がクロス。中央で待っていたレオ・セアラが反応し、冷静な左足シュートでネットを揺らした。

 開幕節ではフィニッシュのサポート役に回っていたレオ・セアラにとってこれが今季初ゴール。「初ゴールを決められて嬉しい」と率直に振り返った29歳は、1-1という結果にも「同点になったことは悲しいが、鹿島のホームで戦うのは難しいもの。次の試合にホームゲームがあるので準備したい」と悲観していなかった。

 そんなレオ・セアラは後半31分、左内転筋を痛めて途中交代。一時はプレーを続行しようとしたものの、ワンプレーで再び交代を申し出ており、離脱の懸念も浮かんだ。だが、試合後の取材対応では「もともと練習で気になっていた部分」と冷静に説明。「鹿島のホームでやるのは難しいので最後までやろうと思っていたが、次の試合に向けて悪化しないために交代してもらった」と大事を取っての対応だったことを明かした。

 またこの日のC大阪は前半39分、MFルーカス・フェルナンデスも右太ももの負傷で途中交代していた。

 それでも試合後、報道陣の取材に応じたルーカスは「検査してみないとどんな怪我かはわからないが、自分の感覚ではそれほどひどくはないと思う」と前向きにコメント。「今日は良いプレーができていたし、やりたいサッカーが特に前半はできていた。リードして追いつかれたことは悔しいが、前を向いて、次のホームゲームで勝ち点を積み重ねられるように、初勝利を収められるように前を向いていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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