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前節はPK奪取も蹴ることできず…広島FW大橋祐紀はPKで今季3点目「任せてくれたので」託された好機に義理果たす

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今季3ゴール目を挙げたFW大橋祐紀

[3.2 J1第2節 FC東京 1-1 広島 味スタ]

 開幕節で蹴ることのなかったPKを、今度はしっかりと決め切った。サンフレッチェ広島FW大橋祐紀はPKのゴールで先制点を奪取。「直前までどこに蹴るか決めてなかった。決めれてよかった」。冷静にゴール中央に決め切り、今季3ゴール目とした。

 セットプレーからチャンスを作り続けた広島。後半19分にも右CKをMF満田誠が蹴り、相手ゴールを脅かした。クリアされたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で主審がモニターを確認。その結果、CK時にFWディエゴ・オリヴェイラのハンドがあったことが認められ、広島がPKを獲得した。

 開幕節・浦和レッズ戦でもPKのチャンスがあった。大橋がファウルを受けて獲得したPKだったが、FWピエロス・ソティリウの志願に大橋が折れる形でキッカーを譲る。しかしソティリウがゴール枠外に外すというシーンがあった。

 その翌週に再びやってきたPK。大橋はプレースキッカーの満田からPKキッカーを託された。「マコから蹴っていいと言われた。任せてくれたので、そこは自分が任せてもらったからには決めようと思った」。チームで掴んだ決定機を、新エースがしっかりモノにする。「チームとして取ったPK。チームとしてのゴールだと思う。チームメイトに感謝したい」と義理堅さをのぞかせた。

 新天地で躍動は続く。それでも試合結果は1-1のドロー。大橋自身は課題を見出している。「チームとしてあと1点取れるシーンがあった。自分もだが、最後のクロスでニアに入れなかったシーンも多々あった。そういった部分はしっかりと、ニアもファーもちゃんと入る。全部入っていけるようになりたい」。好調の波に乗り、さらなる活躍を目指すつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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