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FC東京“パリ五輪世代”前線コンビは沈黙…松木玖生「自由を与えてしまった」荒木遼太郎「いい攻撃ができなかった」

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MF松木玖生

[3.30 J1第5節 川崎F 3-0 FC東京 U等々力]

 U-23日本代表の活動から中4日で試合に臨んだ。FC東京はFW荒木遼太郎を最前線に置き、MF松木玖生をトップ下で起用。松木は「全体的に川崎さんのほうが、強度のところも運動量も上回っていた」と敗戦を認めた。

 川崎Fに攻守を握られた。前半から10本以上シュートを打たれ、後半もその勢いは続く。松木は「相手に自由を与えてしまった」と振り返った。「切り替えのところや押し込まれたときに、さらに自分たちが取り返していくではないが、前にプレスをかけることができなかった」。後半27分にGK波多野豪の一発レッドで数的不利になると、終盤に2失点を喫した。

 荒木は「先制点の差」と敗因を挙げた。「試合前から先制点を取ったほうがゲーム運びを握れると思っていた。そこで自分たちもチャンスがあったときに先制点を決めれば、自分たちが握れていた」。前節に奏功した荒木と松木の前線コンビは沈黙。「相手も対策してきたところで、自分たちが対策された相手にどうやっていくかができていなかった。玖生と自分のところにボールが入らず、外回りでいい攻撃ができなかった」。攻撃の要である2人が封じられ、FC東京の攻撃は停滞した。

 荒木と松木は後半19分に途中交代。2人ともU-23日本代表の活動による疲労の影響も少なからずあるはずが、松木は「ただ単にプレーがよくなかったから」と強調した。荒木は「本当に得るものが多かった試合。でも連戦なので、あまり引きずってもいけない。切り替えてやりたい」と前を向く。「今日は負けたがここから連戦。メンバーも揃っているし、次の試合で勝てるように」(松木)。中3日の次節に気持ちを切り替えていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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