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パリ世代期待の町田MF平河悠、カウンター牽引も広島守備陣に苦戦「体感的にもプレッシャーが一番速かった」

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FC町田ゼルビアMF平河悠

[4.3 J1第6節 町田 1-2 広島 Gスタ]

 スピードを活かしたカウンターで個性を見せたFC町田ゼルビアMF平河悠だったが、Jリーグ屈指のタレントが並ぶサンフレッチェ広島の守備陣を崩すには至らなかった。試合後には「体感的にもプレッシャーが(今までの相手で)一番早かった」と現状を見つめ、この水準を乗り越えていくことを誓った。

 右ウイングバックで先発した平河は前半7分、CKのトリックプレーでペナルティエリア右を攻略しかけたが、球際で相手守備陣が立ちはだかった。MF東俊希に1対1で止められ、「相手がアラートだった」とクロスに行けず。その後も同28分、「自分の特徴が出た」という左サイドの快速カウンターからミドルシュートを放つも、これは枠を外れ、序盤のチャンスはこの1本だけに終わった。

 後半開始からは左シャドーに入って布陣変更で高い位置を取れる場面が増え、同13分からは4-4-2の布陣で右サイドハーフを担ったが、同17分のシュートが相手にブロックされると、その後はDF佐々木翔とのマッチアップに苦戦。ボールが入った時には期待感をうかがわせたが、フィニッシュにつながる場面は少なく、「広島さんの選手の能力もわかっていたけど、やりたいサッカーがなかなかできなかった」と悔しい結果に終わった。

 平河にとってパリ五輪予選(AFC U23アジア杯)のメンバー発表前最後のJ1リーグ戦だったが、アピールはできず。それでも3月の代表活動では得点を決めるなど大きな存在感を放っており、メンバー入りは濃厚。「選ばれれば代表活動に入ってくるので、自分の特徴を示さないといけないし、ゼルビアでやっていることを引き続きやらないといけない」。そう決意を示した平河は代表前ラストマッチとなる7日の次節へ、「まずは川崎F戦がすぐに来るので改善して次の試合に挑みたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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