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松田さんとの“約束”果たした町田DF田代、初のJ2へ「やるからには優勝狙う」

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 今季、J2昇格を果たしたFC町田ゼルビアが初のJリーグの舞台に挑む。オズワルド・アルディレス監督とDF田代真一は2日、都内で開催された2012Jリーグキックオフカンファンレスに出席。田代は「町田にとってJリーグ元年の年。楽しみでしょうがない」と、開幕が待ち遠しい様子だった。

 昨季までチームを指揮したポポヴィッチ監督がF東京に去り、アルディレス新監督が就任した。「鹿児島、宮崎とキャンプをやってきて、新しい監督の下、監督の考えは浸透したし、いつ開幕してもいい準備ができている」と話す田代は「1年目だけど、結果も内容も求められると思う。町田旋風を巻き起こしたい。やるからには優勝を狙ってやりたい。そういう気持ちでシーズンに臨まないと意味がない」と力強く言い切った。

 今季、JFLから昇格したのは町田と松本山雅FCの2チーム。横浜FMからの期限付き移籍期間を延長し、町田で2シーズン目を迎える田代は「山雅と一緒に上がれたことが個人的にはうれしい。いいライバルだと思う」と言う。松本には、横浜FM時代に「いろいろお世話になった」という故・松田直樹さんがいた。「『一緒にJ2に上がろう』と話していたので、そういう中で一緒に上がれたことがうれしかった」。松本とともに挑む初のJ2。互いに切磋琢磨しながらJ2定着、さらにはJ1昇格へと挑戦は続いていく。

 記念すべき町田のJ2初戦は4日、敵地での愛媛戦。アルディレス監督は「愛媛はJ2に定着しているチームだが、我々はシンデレラのようにこれから現れるチーム」と言いながらも「隣に愛媛の監督がいるので大きなことは言えないが、みんな自信を付けている。いい形でシーズンに入れると思う」と自信を見せていた。

(取材・文 西山紘平)

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