beacon

前線起用の村井が先制点&高松2発で大分が3発勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.6 J2第13節 大分3-0鳥取 大銀ド]

 大分トリニータはホームでガイナーレ鳥取と対戦し、3-0で完勝した。これで6戦無敗(3勝3分)となった。この日は前線で起用されたFW村井慎二が先制点を決める活躍をみせ、途中出場のFW高松大樹も2点を決めた。一方、鳥取の連勝は2でストップ。3戦ぶりに失点すると黒星を喫した。

 早くに試合は動く。前半3分、大分の左CKを鳥取FW住田貴彦がクリア。PA手前で拾った村井が左足ダイレクトで蹴り込んだ。強い弾道のミドルシュートは、ゴール前のMF三浦旭人の頭に当たり、ゴールネットへ吸い込まれた。公式記録上は村井の得点。大分が1-0とリードを奪った。

 大分の田坂和昭監督は試合後、村井の前線起用について「前節の福岡戦ではなかなか前線で時間をつくれずに課題があった。あえて村井を前に置くことで、周りがサポートに入り、枚数をかけられると思った」と明かした。これに応えた形となった村井は「とにかく先制点が入って良かった。初めてのポジションだったので、どんなことができるか自分にも分らなかった。それでも点が取れたことが良かった」と笑顔をみせた。

 試合は後半には2点を追加。1-0で迎えた後半17分、FW西弘則に代わって、高松がピッチへ送られる。すると後半20分、MF石神直哉の左クロスに飛び込んだ高松がファーサイドからヘディングシュート。2点に差を広げた。

 その後も攻撃の手を緩めない。後半29分にはダメ押しの3点目。DFイ・ドンミョンの右クロスにゴール正面の高松が頭で合わせた。高い打点のシュートが決まり、3-0。そのまま逃げ切った大分が勝利を手にした。

 試合後、2点の活躍をみせた高松は「みんなが頑張った結果」とチーム全員で勝ち取った勝利であることを強調。「苦しいときにみんなの声援が力になりました」とスタンドのサポーターを見渡して笑顔をみせた。

TOP