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競り勝った大分は8戦負けなし、町田は初の九州遠征飾れず

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[5.20 J2第15節 大分2-1町田 大銀ド]

 7戦負けなしと好調の大分トリニータと3戦勝ちなし中のFC町田ゼルビアの対戦が大分銀行ドームで行われた。前半25分にMF三平和司のゴールで先制した大分だが、同41分にMF鈴木崇文に同点ゴールを奪われる。だが迎えた後半39分、DF作田裕次が決勝点を挙げて2-1で勝利。8戦負けなし(4勝4分)とし、ホーム2連勝を飾った。一方の町田はJ2に昇格した今季、初の九州遠征となったが、惜しくも勝ち点を逃した。

「ガミさん(石神)から触るだけのボールが来たので押し込むだけでした」。試合後、ヒーローの作田が振り返ったシーンは後半39分。右サイドからのCKを得た大分は、DF石神直哉がゴール前に蹴り入れる。すると町田GK相澤貴志も飛び出せない絶妙なボールがゴール前に上がり、混戦の中ニアに飛び込んだ作田が体に当てて押し込んだ。作田の昨年8月7日、湘南戦(2-2)以来のゴールで大分が勝ち越しに成功。2-1で接戦を制した。

 一方の町田。敗れはしたが、試合後のインタビューで相手の田坂和昭監督が「(試合は)町田ペースで進んだ。特に前半はやられすぎた」と振り返ったとおり、試合の主導権を握りゲームを進めていた。1点ビハインドで迎えた前半41分にはMF鈴木崇文が相手の裏を突き、今季5点目となる同点ゴールを突き刺したが、後半に入ると徐々に失速。逆に終了間際、相手の勢いに押されて勝ち越し点を奪われた。初の九州遠征は苦いものとなってしまった。

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