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鹿島がルヴァン杯初戦でJ3最下位・八戸に大苦戦…最後は10人の延長戦で逆転勝利!!

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鹿島が延長戦を制した

[4.17 ルヴァン杯2回戦 八戸 1-2(延長) 鹿島 プラスタ]

 ルヴァンカップは17日、2回戦を各地で行い、鹿島アントラーズ(J1)はヴァンラーレ八戸(J3)を延長戦の末に2-1で破った。前半に先制点を奪われて苦しい展開となったが、後半37分にDF安西幸輝が同点ゴールを決めると、10人となった延長後半3分にFW知念慶が勝ち越しゴール。辛くも逆転勝利を収めた。

 ホームの八戸はJ3リーグ戦で最下位20位と苦しむ中で迎えた一戦。前節・今治戦から中2日ながら先発変更は3人にとどめ、FWオリオラ・サンデー、DF蓑田広大ら主力選手がピッチに立った。対するJ1リーグ6位で大会初戦の鹿島もGK早川友基、DF植田直通、MF佐野海舟ら主力が多く先発。MFミロサヴリェヴィッチ、MF松村優太、FW師岡柊生が今季初スタメンとなった。

 試合は立ち上がりから拮抗した展開となったが、八戸が先手を取った。前半25分、鹿島DF濃野公人からのパスをカットしたMF音泉翔眞が中に預け、MF永田一真のクロスがエリア内にこぼれると、再び拾った音泉が角度のないところから右足シュート。これはGK早川に防がれたが、湘南から期限付き移籍のMF柴田壮介が跳ね返りを押し込んだ。

 1点ビハインドの鹿島は後半開始時、FW鈴木優磨、MF樋口雄太、知念を一気に投入。サイド攻撃を駆使しながらなんとか相手ゴールをこじ開けにかかるが、八戸の守備陣も死にものぐるいで守る。それでも後半37分、鹿島は波状攻撃から途中出場の安西がミドルシュートを突き刺し、土壇場で同点に追いついた。

 試合はそのまま延長戦へ。すると延長前半13分、鹿島に痛いアクシデントが襲う。濃野と八戸MF安藤由翔がボールを競り合った際、濃野の足が相手にかかったとして、2枚目のイエローカードで退場。鹿島は10人で戦う形となった。

 それでも延長後半3分、鹿島がこじ開けた。植田のロングボールをMF仲間隼斗と鈴木が次々に頭で競り合い、敵陣ゴール前に押し込むと、ボランチの位置から攻め上がった知念が左足ボレーシュート。これが右ポストに当たってゴールに入り、数的不利の土壇場で勝ち越した。そのまま試合はタイムアップ。鹿島が大苦戦を強いられながらも3回戦進出を決めた。

 3回戦は5月22日に行われ、鹿島はFC町田ゼルビアと対戦する。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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