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[国体少年男子]大阪府がFW東、MF森田のゴールで北海道に逆転勝利、3位に

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前半24分、大阪府FW東潤之介(興國高、1年)が同点ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[10.6 国体少年男子3位決定戦 北海道 1-2 大阪府 真岡市総合運動公園 陸上競技場]

 U-16の都道府県選抜日本一を争う第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」サッカー競技少年男子の部は6日午前、3位決定戦を行った。北海道と大阪府が対戦。大阪が2-1で逆転勝ちを飾った。

 前半13分、北海道はMF三舩煌晴(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)の左足CKを右SB坂本勘汰(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)が左足ダイレクトで合わせて先制。やや流れを掴んでいた時間帯でリードを奪う。

 対する大阪は前半24分、テンポ良くパスを繋ぐと、左サイドのMF藤井龍也(セレッソ大阪U-18、1年)がDFラインとGKの間へ鋭いクロスを入れる。クリアしようとした北海道DFの足に当たったボールがニアポストをヒット。跳ね返りをFW東潤之介(興國高、1年)が押し込み、1-1となった。

 MF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、1年)とMF福本一太(阪南大、1年)のダブルボランチを軸にボールを動かす大阪はさらに28分、右サイドから仕掛け、こぼれ球を長田が右足で狙う。だが、北海道左SB冨谷央雅(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)が頭でクリア。逆に北海道はCB笹修大(札幌大谷高、1年)の正確なフィードが連続でPAへ通るが、シュートを打ち切ることができない。
 
 北海道はMF倉田楠楽(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)らがボールを回収。スキルの高いMF庄内航汰(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)やこの日も縦への配球光るMF川崎幹大(北海道コンサドーレ札幌U-15、中3)中心に相手ゴールを目指す。

 だが、大阪は後半14分、交代出場左SB西川宙希(セレッソ大阪U-18、1年)のクロスが相手のミスを誘い、ゴールエリアにこぼれたボール球をMF森田将光(ガンバ大阪ユース、1年)が右足で押し込んだ。

 勝ち越された北海道は、川崎の左足ミドルや交代出場FW畑山聖那(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)の縦突破などから反撃。だが、大阪はゴール前での的確な守りとアプローチの速い守備を継続する。そのまま逃げ切った大阪が2-1で勝利。3位で大会を終えた。

(取材・文 吉田太郎)
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