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高校は栃木で過ごし大学で九州に戻った日本経済大1年生MF後藤颯汰、人生初の全国大会で1ゴール「この負けを糧に」

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初の全国大会出場でゴールを決めたMF後藤颯汰(28)

[9.3 総理大臣杯2回戦 総理大臣杯2回戦 富士大3-2日本経済大 セイホクパーク石巻フットボール場]

 人生初の全国大会は、嬉しさと同時に悔しさも味わう結果になった。日本経済大(九州1)は前半22分にゴール前の混戦から浮き球となったボールにMF後藤颯汰(1年=國學院栃木高)が蹴り込んで先制に成功した。

 その後も前半38分にMF長崎偉大(2年=飯塚高)の強烈なミドルで加点し、前半を2点リードで折り返した日本経済大だったが、後半に入ると4分からわずか7分間で3失点。まさかの逆転負けを喫してしまった。

「前半は波に乗れたかなと思いますが、後半は入りが甘くて逆転負け。後半の入りでしっかりとやっていれば、勝てた試合だったのかなと思います」(後藤)

 地元は福岡県だが、高校は中学時代のチームの監督の紹介で栃木県の國學院栃木高に進学。3年間、親元を離れて過ごす貴重な経験をしたが、プロになる目標を叶えるためには、しっかりと身体づくりからやり直さないといけないと考えた。

 そこで大学では再び九州に戻ることを決断。しかしすぐにチャンスは訪れ、1年生ながら、前期のリーグ戦で11試合中9試合に出場。そして総理大臣杯予選の九州サッカートーナメントを優勝して、人生初となる全国大会出場を果たした。

 1ゴールと結果も残した後藤だが、やはり勝利に繋がらなかったことに唇を噛む。ただ「自分の力になったというか学ぶことがたくさんあった」と収穫を口にすると、「この負けを糧として、足りないところや身体づくりを頑張りたい」とさらなる成長を誓った。 

(取材・文 児玉幸洋)
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