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本田圭佑、現役に未練残すも…「指導者に比重は明確に向いている」と明言

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報道陣に対応した本田圭佑

 元日本代表の本田圭佑(36)が7日、自身が発起人として設立し、現在はゼネラルマネージャー(GM)として活動する東京都社会人リーグ1部EDO ALL UNITEDの2次セレクション会場に姿をみせた。

 同日、本田がツイッター(@kskgroup2017)で「今日ZOZOPARK にあのプジョルが来ると聞いたので、Edoのセレクション視察とあわせてレジェンドを一目見に行きます。」とつぶやいたこともあり、約300人ほどのファンでごった返した。

 本田は今月4日に2018年から約4年半の間務めてきた、カンボジア代表のGMを退任することを明らかにした。発表後初の報道陣対応となったが、その後については、「構想はあるけど、まだ具体的な話はない」。最終戦となる5月のシーゲームズ(東南アジア競技大会)に向け、集中したい考えを強調した。

 構想とは。以前からプレーヤーとして20か国で得点することを目標とする本田は、現役への未練を残しながらも、「膝の手術をして治しているんですけど、リハビリが大変で。この年齢になって膝がこんなにいうことを聞かないのかという苦しみを味わっている」と苦悩を吐露。

 FW三浦知良(55)に海外挑戦の噂が立っていることを知ると、「ええ?誰ですか。カズさん?バケモンですね」と苦笑いをみせたが、「(自分は)W杯を指導者として優勝するんだということを公言している。答えを言うなら、指導者の方に比重は明確に向いていると思います」と明言した。

 さらに日本に帰国してからは、自身も出場経験を持つ高校サッカー選手権を3試合ほどテレビ観戦したという。「選手をみて思ったのは、フィジカルレベルや技術レベルで見てもなかなかいい選手がいる」と感嘆するも、「偉そうな言い方になってしまうが、戦術面がひどい」とバッサリ。自身が以前から提唱するライセンス問題をからませて、指導者側からの改革論を熱弁した。

(取材・文 児玉幸洋)

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