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ブラインドサッカー日本代表の24年パラリンピック出場が確定! 東京大会は開催国枠で初出場…初の自力出場でパリへ

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今夏の世界選手権で5位入賞を果たしたブラインドサッカー日本代表

 ブラインドサッカー日本代表の2024年パリパラリンピック出場が決定した。日本は8月にイギリスで行われた「IBSA ブラインドサッカー男子世界選手権 2023」で5位入賞。同大会ですでにパリパラリンピック出場権を掴んでいるアルゼンチン、ブラジル、コロンビア3チームのいずれかが現在開催中のパラパンアメリカン競技大会決勝に進出することが決定したことで、世界選手権5位の日本にパラリンピック出場権が割り当てられることになった。日本は21年東京大会で開催国としてパラリンピック初出場だったが、今回は自力で2度目の出場を掴んだ。

 パリパラリンピックの出場チームは8枠。今夏の世界選手権までで7チームが決定しており、①パラリンピック開催国のフランス、②ヨーロッパ選手権で開催国フランスが優勝したため繰り上げで欧州枠を手にした準優勝国・トルコ、③アフリカ王者・モロッコ、④アジア・オセアニア王者の中国、⑤世界選手権王者・アルゼンチン、⑥世界選手権3位・ブラジル、⑦世界選手権でアジア・オセアニア王者の中国が2位となったため繰り上げで出場権を手にした4位・コロンビアとなっていた。

 日本は世界選手権で過去最高成績の5位入賞を果たしていたが、その時点ではパラリンピック出場を決められなかった。だが可能性は残されており、残り1枠を決める最後の大陸別選手権・パラパンアメリカン競技大会で、すでにパラリンピック出場を決めているアルゼンチン、ブラジル、コロンビアが優勝すれば、出場権が世界選手権5位の日本に割り当てられることになった。

 現在開催中のパラパンアメリカン競技大会は、6チーム総当たりで決勝進出チームを決める。開幕3試合で全勝を続けるアルゼンチンとブラジルが上位3チーム入りを確定させていた。そして日本時間23日、コロンビアが4試合目でチリに勝利して3勝目を掴んだことで、決勝に進むチームはアルゼンチン、ブラジル、コロンビアに絞られた。すでにパラリンピック出場を決めているアルゼンチン、ブラジル、コロンビアがパラリンピック出場権を手にすることになったため、自動的にパラリンピック出場の残り1枠は日本に決定した。

 日本は2度目のパラリンピック出場、そして開催国枠ではない自力での初出場が決定した。東京大会の成績は2勝2敗で5位入賞。しかし2年を経て強化は進んでおり、24年パリ大会ではさらなる活躍にも期待できる。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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