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パリパラリンピック出場に一歩前進…ブラインドサッカー日本代表が世界選手権GL第2戦で初白星、16歳平林太一が2戦連続ゴール

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平林太一が2試合連続ゴール

 ブラインドサッカー日本代表は17日、イギリスで行われている「IBSA ブラインドサッカー男子世界選手権 2023」の予選グループリーグ第2戦でタイに1-0の勝利。初戦を引き分けた日本が今大会初白星を挙げた。

 出場8枠の2024年パリパラリンピック出場を目指す日本は、世界選手権で「大陸別選手権で本大会出場を決めていないチームの中から上位3か国に入る」という条件クリアを目指す。初戦はイタリアに1-1のドロー。グループ2位以上での決勝トーナメント進出を狙い、第2戦・タイ戦に臨んだ。

 日本は初戦・イタリア戦から先発メンバーの変更は無し。フィールドプレーヤー4人は川村怜佐々木ロベルト泉、平林太一、後藤将起、GKは佐藤大介が起用された。

 前半9分、日本が先制に成功する。GK佐藤が右サイドにスロー。川村がボールを収めて左サイドに展開する。すると、ボールを拾った平林が相手2選手をかわして急加速。敵陣に迫ると、ブロックしてきた相手選手の股下を通すように右足トーキックを放つ。ゴール右隅に決め切り、16歳平林が今大会2試合連続ゴールとなる先制点を奪った。

 残り時間でタイの攻撃からゴールを守った日本が、1-0の今大会初勝利で1勝1分となった。第3戦ではヨーロッパ王者のトルコと対戦。日本時間19日午後8時半に行われる。

 世界選手権はブラインドサッカー男子のほか、ブラインドサッカー女子と弱視の選手によるロービジョンフットサルも同時開催されている。

 日本女子代表は14日の初戦・イングランド戦で菊島宙のハットトリックを含む5得点で快勝。15日の第2戦・スウェーデン戦では竹内真子の得点で1-0と連勝を果たした。この時点でグループ首位で準決勝進出が決定。さらに17日の第3戦でモロッコに4-0と勝利する。グループリーグ全勝で首位通過を決めている。準決勝は日本時間20日午後4時半に行われる。

 ロービジョンフットサルでは、日本は16日の初戦・ウクライナ戦で前半3失点を喫し、0-3で敗戦。日本時間19日午後10時45分に第2戦でトルコと対戦する。
初戦・日本vsイタリア

第2戦・タイvs日本

第3戦・日本vsトルコ



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