成長示した西武台DF安木颯汰が関東決勝で2アシスト。まずは「埼玉一」の左SBへ
[6.7 関東高校大会Aグループ決勝 日体大柏高 1-2 西武台高]
台頭中の左SBが関東決勝で2ゴールをアシストした。西武台高の左SB安木颯汰(3年=Forza’02出身)は前半29分に正確な左足キックでFW市川遥人の先制ゴールを演出。さらに後半29分にも左サイドからのアーリークロスで市川の決勝点をアシストした。
2つのアシストについて口にしていたのはチームメートへの感謝。繋いでくれたMF福沢安莉(3年)やボールを奪ってくれたMF吉野光(3年)、自分の積極的な攻め上がりを可能にしてくれたCBの齋藤優輝(3年)、決めてくれた市川への感謝を口にしていた。特にホットラインを構築した市川とは中学時代からの知り合いで普段から居残りのクロス練習を行っている仲だ。自身の練習の成果も発揮して優勝に大きく貢献した。
味方のカウンターの際には最前線まで駆け上がるなど攻撃心旺盛。また、西武台一とも言えるスプリント力などの身体能力の高さ、左足キックが特長だ。元々は攻撃的なMF。彼の体育の授業を受け持つ守屋保監督は「体育の時間に自分が見ていて何でもこなすんですよ。どうにかこの子を活かせないかなと。バレーボールやっても、バスケやらせても、野球やっても上手で。空中戦のバランスが良いんですよ。守備さえできれば良いんじゃないかなと」という理由でSBへのコンバートを試みた。
昨年は守備面の課題が出てしまい、活躍するまでは至らず。だが、自主練での走り込み、1対1のトレーニングなどを経て成長した安木はポジション争いのライバルの怪我もあって、チャンスを掴む。
指揮官も「球際とか、反転して体をねじ入れて味方にパスするとか、遠くまで見えていたりというのは日に日に良くなってきている」と評価する存在に。本人は「(西)武台の左SBだけじゃなくて、日本の左SBというくらいに。まずは埼玉一ですけれども、そのくらいにはなりたいです」という野心を持ってトレーニングを続け、目標とする姿に近づく。
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021
台頭中の左SBが関東決勝で2ゴールをアシストした。西武台高の左SB安木颯汰(3年=Forza’02出身)は前半29分に正確な左足キックでFW市川遥人の先制ゴールを演出。さらに後半29分にも左サイドからのアーリークロスで市川の決勝点をアシストした。
2つのアシストについて口にしていたのはチームメートへの感謝。繋いでくれたMF福沢安莉(3年)やボールを奪ってくれたMF吉野光(3年)、自分の積極的な攻め上がりを可能にしてくれたCBの齋藤優輝(3年)、決めてくれた市川への感謝を口にしていた。特にホットラインを構築した市川とは中学時代からの知り合いで普段から居残りのクロス練習を行っている仲だ。自身の練習の成果も発揮して優勝に大きく貢献した。
味方のカウンターの際には最前線まで駆け上がるなど攻撃心旺盛。また、西武台一とも言えるスプリント力などの身体能力の高さ、左足キックが特長だ。元々は攻撃的なMF。彼の体育の授業を受け持つ守屋保監督は「体育の時間に自分が見ていて何でもこなすんですよ。どうにかこの子を活かせないかなと。バレーボールやっても、バスケやらせても、野球やっても上手で。空中戦のバランスが良いんですよ。守備さえできれば良いんじゃないかなと」という理由でSBへのコンバートを試みた。
昨年は守備面の課題が出てしまい、活躍するまでは至らず。だが、自主練での走り込み、1対1のトレーニングなどを経て成長した安木はポジション争いのライバルの怪我もあって、チャンスを掴む。
指揮官も「球際とか、反転して体をねじ入れて味方にパスするとか、遠くまで見えていたりというのは日に日に良くなってきている」と評価する存在に。本人は「(西)武台の左SBだけじゃなくて、日本の左SBというくらいに。まずは埼玉一ですけれども、そのくらいにはなりたいです」という野心を持ってトレーニングを続け、目標とする姿に近づく。
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021