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九州屈指の守護神、長崎総科大附GK亀井一起は好セーブ見せるも初戦敗退。武器の改善から取り組んで冬へ

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長崎総合科学大附高のGK {亀井一起}}は好セーブを見せるも、悔しい敗戦に。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.24 インターハイ1回戦 前橋育英高 1-0 長崎総合科学大附高 鳴門大塚]

 九州屈指の守護神は1点に泣いた。長崎総合科学大附高のGK亀井一起(3年=別府FC.ミネルバ出身)は前半8分に至近距離からのシュートをストップ。「最初のシュートの対応とかは練習通りにできた」という亀井は、その後も枠を捉えてきたシュートに対して的確な対応。前半終了間際にはゴール前に抜け出してきた相手FWの足元にアタックし、決定的な一撃をストップした。

 だが、後半16分、クロスからのヘッドで失点。「クロスからの攻撃というのは前橋育英の攻撃の特長だったので、その対応は練習していたんですけれども、自分自身、中のコーチングや移動の速さはまだまだだったかなと思います」。自分の移動の速さやポジショニングで防げた失点を悔しがった。

 2年時から強豪のゴールを守るGKは最上級生となり、注目度が向上。その中で慢心せずに、自分に視線を向けて努力してきた。「意識はこれまで以上に高く持ってきたんですけれども、それが出せなかったというのが悔しいです」。強豪対決で自分の力を出し切ることができなかった。

 今後は、自信を持っていたキックの改善からスタート。「自分がチームを引っ張らないといけないという立場になって、きょうの試合は自分がキックの部分とかで足を引っ張ったというのがあるので、そこは選手権に向けて改善していきたいです。キックが一番乱れていたので、そこをしっかり改善して、もっと安定したGKになりたいです」。選手権の目標はベスト8の壁を超えることだ。

「日頃の練習から高い意識を持ってやって、県大会まずは優勝できるように頑張っていきたい」。インターハイは昨年に続く初戦敗退。次は全国舞台で輝いて、必ず目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2022

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