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沖縄県予選決勝でハット、九州大会でもゴール。西原FW比嘉琥生はインハイで「1試合に1点は確実に決めたい」

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西原高FW比嘉琥生(3年=那覇市立首里中出身)は沖縄県予選決勝で3得点のストライカー

 沖縄県予選決勝でハットトリックを達成。西原高FW比嘉琥生(3年=那覇市立首里中出身)は、「とても自信に繋がりました」とより自信を深めて全国大会を迎えようとしている。

 大会前のリーグ戦ではチャンスで決めることができず、「自分的にも焦ってしまっていた」と振り返る。だが、決勝では前半23分に相手DFのミスを逃さずにボールを奪い取って左足で豪快な先制弾。2-1の後半アディショナルタイムに鋭い抜け出しから2点目を奪うと、その直後にもワンツーからダイレクトの左足シュートをゴールに突き刺した。

 昨年度の選手権予選では5戦連発、計8得点を記録し、今回の県予選も7得点。「本当に何もできなくて悔しい思いをした」という昨年度の選手権初戦敗退の雪辱のチャンスを自らの活躍で勝ち取った。

 動きの質や守備面など課題も多いが、180cm近い高さとスピードを活かした抜け出し、ダイナミックなシュートが魅力。知花良監督も認めるように、ハートが強くなれば飛躍の可能性も秘めたストライカーだ。

 FWリオネル・メッシに憧れるFWは、九州大会でもルーテル学院高(熊本)から豪快な先制点。帝京大可児高(岐阜)との初戦からスタートする全国大会へ向けて、「まず1試合に1点は確実に決めたい。目標はベスト8に入ること」と宣言した。

 いずれも力のある神戸弘陵高(兵庫)、初芝橋本高(和歌山)、米子北高(鳥取)と対戦した「第12回堺ユースサッカーフェスティバル」(J-GREEN堺)で全国レベルのスピード感を体感。「一人ひとり個性があってミスをカバーし合える」という仲間たちとともに個人、チームの武器を磨いて全国大会で目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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