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2得点のメッシがCL通算56ゴールで歴代2位タイに、バルサは決勝T進出決定

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は20日、各地でグループリーグ第5節1日目を行った。バルセロナ(スペイン)は敵地でスパルタク・モスクワ(ロシア)と対戦。FWリオネル・メッシの2得点などで3-0と快勝し、9シーズン連続となる決勝トーナメント進出を決めた。

 引き分け以上でグループリーグ突破が決まるバルセロナは前半16分、PA内でボールをキープしたメッシが相手を引き付け、こぼれたボールをPA外からDFダニエウ・アウベスが右足ダイレクトで振り抜く。右45度から豪快に蹴り込み、先制点を奪った。

 勝利以外ではグループリーグ敗退が決まるスパルタク・モスクワもカウンターから反撃のチャンスをうかがう。前半23分にはFWエメニケの右クロスにCBのDFスヒーがフリーで飛び込んだが、右足ボレーはゴール上へ。絶好の同点機を逃すと、バルセロナは同27分、メッシのスルーパスに抜け出したMFイニエスタがシュート。GKが弾いたボールをメッシが右足で押し込み、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドとなり、前に出ざるを得なくなったスパルタク・モスクワに対し、バルセロナはスペースを突いてチャンスをつくり続ける。前半39分にはFWペドロの絶妙なスルーパスにメッシが反応。前に出てきたGKもかわして左足で無人のゴールに流し込んだ。

 前半だけで3点のリードを奪い、後半は余裕の試合運びを見せたバルセロナ。4点目こそ奪えなかったが、危なげなく3-0のまま試合を締めくくった。前節は敵地でセルティックに1-2で敗れたものの、これで4勝1敗の勝ち点12に伸ばし、最終節を残して決勝トーナメント進出が決定。スパルタク・モスクワはグループリーグ敗退が決まった。

 この日の2ゴールで今大会通算5得点となったメッシは欧州CL通算56得点。元オランダ代表FWのルート・ファン・ニステルローイと並び、歴代2位タイとなった(歴代1位はFWラウルの71得点)。2012年の年間ゴール数も80得点となり、1972年に85ゴールを挙げた元ドイツ代表のゲルト・ミュラー氏が持つ歴代年間最多得点記録に、あと5点まで迫っている。


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