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土壇場でリュディガーの“流血”同点弾! レアル・マドリーがシャフタールとドローでGL突破決める

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執念の同点弾を奪ったDFアントニオ・リュディガー(右)

[10.11 欧州CLグループF第4節 シャフタール 1-1 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループF第4節が11日に開催され、首位レアル・マドリー(スペイン)はポーランド・ワルシャワで2位シャフタール(ウクライナ)と1-1で引き分けた。土壇場で追い付く劇的な展開により、グループリーグ突破が決定。第5節は25日に行われ、レアルはライプツィヒ(ドイツ)、シャフタールはセルティック(スコットランド)とそれぞれ敵地で対戦する。

 5日の前回対戦ではホームのレアルが2-1で勝利を収め、開幕3連勝を達成した。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるレアルは、16日のラ・リーガ第9節でバルセロナとのエル・クラシコを控える中、直近のリーグ戦からスタメン6人を変更。GKアンドリー・ルニンが引き続きゴールを守り、最終ラインには右からFWルーカス・バスケス、DFナチョ・フェルナンデス、DFアントニオ・リュディガー、DFフェルラン・メンディが並んだ。

 中盤の3枚はアンカーにMFオーレリアン・チュアメニ、インサイドハーフにMFフェデリコ・バルベルデとMFトニ・クロース。3トップには右からFWロドリゴ・ゴエス、FWカリム・ベンゼマ、FWエデン・アザールが入った。

 開始からシャフタールの集中した守備に苦戦を強いられるレアル。前半18分、クロースの浮き球パスを受けたベンゼマがペナルティエリア内左から左足で強烈なシュートを放つも、GKアントリン・トルビンの正面を突く。

 前半36分には中央でのパスワークからロドリゴが裏へ送り、ゴールエリア左脇に抜け出したベンゼマが左足でシュート。だが、寄せてきたGKトルビンにブロックされた。

 そのままスコアレスで折り返すと、後半1分に先制を許してしまう。シャフタールのDFボーダン・マイカリチェンコがペナルティエリア左外から左足でクロスを供給。ファーのメンディを越えたボールにFWオレクサンドル・ズブコフが頭で合わせ、ゴール右に押し込む。ズブコフは5日の前回対戦に続く2連発弾となった。

 レアルは後半12分にMFルカ・モドリッチ、FWビニシウス・ジュニオールと主力をピッチへ送り出す。その後もあわや2失点目というピンチを迎え、同23分にはDFダビド・アラバ、MFエドゥアルド・カマビンガ、MFマルコ・アセンシオを投入して早くも交代枠を使い切った。

 しかし、前半よりもシャフタールに攻め込まれるシーンが増え、ベンゼマらを中心とした攻撃はことごとく阻まれる。0-1で最終盤を迎え、今季初黒星も見えてきたが、昨季王者が底力を見せた。

 後半アディショナルタイム5分、左サイドのクロースが右足でペナルティエリア内中央へ送ると、飛び込んだのはリュディガー。ヘディングで合わせたボールが右ポストを叩き、ゴールラインを割った。

 リュディガーはシュート直後にGKトルビンと激突し、顔面から出血。トルビンも頭部を負傷し、治療のためゲームが一時中断した。レアルは約10分間のアディショナルタイムを経て、1-1のドローで勝ち点1を獲得。2試合を残してグループリーグ突破を果たした。
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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