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アンチェロッティ「W杯前に負傷を恐れる選手がいる?ならば家のソファーでドラマか映画でも見ればいい。見るものはいっぱいだ」

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カルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーは25日にチャンピオンズリーグ・グループF第5節、アウェーでのライプツィヒ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、招集リストから外したFWカリム・ベンゼマとMFルカ・モドリッチについて、負傷自体は軽度ながら大事を取って欠場させることを強調した。

 アンチェロッティ監督は前試合セビージャ戦をフィジカルの問題で欠場したベンゼマのほか、同試合で打撲を負ったMFフェデリコ・バルベルデ、また内転筋を痛めたモドリッチをライプツィヒ戦の招集メンバーから外している。アンチェロッティ監督は彼らを欠場させる理由について、次のように説明した。

「彼らは軽い痛みを覚えているだけだ。私たちはリスクを冒したくない。モドリッチやベンゼマを1カ月ではなく、1試合だけ失うことを選択したわけだよ」

 カタール・ワールドカップ(W杯)が近づいていることもあり、選手たちが負傷を恐れていることも想像つくが、アンチェロッティ監督は所属クラブで試合に出場し続ける重要性を説いている。

「現在はシーズンの中でもかなり激しい時期で、私見を言わせてもらえば、あまりに多くの試合をこなしている。私たちはよく耐えているよ。W杯はジャストな形で迎えることになる」

「しかし選手たちが現在、W杯のことを考えているとは思えない。W杯に良い形で辿り着きたいとはいえね。継続的にプレーした方が良い形で大会で迎えられるはずだ」

「選手たちが怪我を恐れている? 負傷したくないならばソファーに座っていればいい。練習でもチームメートとの接触で負傷する可能性はある。もし怪我の恐怖を感じている選手がいるならば、家に残ってソファーに座り、ドラマか映画でも見ていればいいんだ。見るものには困らないさ」

 アンチェロッティ監督はまた、ベンゼマの代わりに1トップを務めるFWロドリゴが、偽9番としての役割をしっかりこなせていることにも言及した。

「ロドリゴが機能する理由? 1トップの動きはとても重要だ。そのことはプロフェッサー・カリムが物語っているだろう。ベンゼマを見ていれば何をすべきか、どう動くべきかが理解できるというわけだ」

 その一方で、出ずっぱりのFWビニシウスに休みを与える可能性を問われたアンチェロッティ監督は「いいや。ヴィニはプレーする。疲れていないよ」と返答。加えて、バルベルデが今季10点以上決めなければ、監督ライセンスを破り捨てるという賭けについては、冗談であったことを強調している。

「フェデリコとの賭けについては、彼との間にあった冗談だった。私がする賭けはコレクティブなプレーを対象したものであり、今季はそれこそが主役とならなければならない」

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