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リバプールOBのキャラガー氏、レアルに大敗した古巣を酷評「受け入れられない」

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大敗を喫したリバプール

 元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏がレアル・マドリーに逆転負けを喫した古巣リバプールの守備陣を酷評した。イギリス『メトロ』が伝えている。

 リバプールは21日に本拠地アンフィールドで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第1戦でレアルと激突。序盤からハイプレスを仕掛けてペースを握り、相手のミスにも付け込んで2点のリードを奪った。

 だが、ミス絡みの失点などで前半のうちに追い付かれると、後半の立ち上がりにセットプレーから逆転ゴールを献上。さらに2点を追加され、2-5の大敗となった。

 キャラガー氏は試合後、『CBSスポーツ』に出演。リバプールはレアル戦前のプレミアリーグ第23節エバートン戦(○2-0)、第24節ニューカッスル戦(○2-0)と2連勝を飾っていたが、この時からチーム状態を懸念していたと語っている。

「リバプールがここ2試合で復活したという話は、まったくもってナンセンスだと思っていた。だから私は試合前も慎重だった」

「彼らはエバートンと対戦したが、あれはエバートンがダービーで見せた試合の中でも最悪のものだった。ニューカッスル戦も観戦したが、ニューカッスルは(リバプールを相手に)10人でチャンスを作っていた。もし11人だったら2-2まで持ち込めたと思う」

 また、キャラガー氏は昨季までのリバプールとの違いについても持論を述べている。

「リバプールは今季ずっと守備が圧倒的にショボかった。このチームは昨季、素晴らしい守備記録を打ち立てたが、中盤にはもうエネルギーがないことが分かっている。前線3人の攻撃的な選手は、(ロベルト・)フィルミーノや(サディオ・)マネのようにプレスしないし、結束力もない。いるのは新人の(ダルウィン・)ヌニェスと(コーディ・)ガクポだ」

「だから今のリバプールの守備は、何年も前から世界最高の選手がいると言われてきたのに、対応できないんだ」

「何年もの間、守備陣の前にいる6人は、おそらく世界のサッカー界のどのチームよりもハードでスマートな働きをしていただろう。それがなくなって、完全に崩れてしまった」

 キャラガー氏は「リバプールのファンとしては、この監督とチームを心から尊敬しているし、この4〜5年で彼らはクラブのために多くのことを成し遂げてくれた」とリスペクトを示しつつ、「しかし、リバプールはプレミアリーグで8位だし、チャンピオンズリーグでも2-5と打ちのめされたばかりだ。たしかに相手はレアル・マドリーだが、この2チームはどちらも去年ファイナルに進出している。今季、私たちが見ているものは受け入れられないものだ」と古巣の現状を嘆いた。

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