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過去に自身も“ミラクル・レッズ”の餌食に…劇的勝利にも平常心のレアル指揮官「まだ終わっていない」

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第2戦に向けて気を引き締めたカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーは22日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第1戦でリバプールの本拠地アンフィールドに乗り込み、5-2の逆転勝利を飾った。ベスト8に大きく近づく結果となったが、カルロ・アンチェロッティ監督は「まだ終わっていない」と強調している。試合後のコメントをアメリカ『ESPN』が伝えた。

 開始からリバプールのハイプレスに苦しみ、前半14分までに2失点を喫したレアル。それでもFWビニシウス・ジュニオールの2ゴールで前半のうちに追い付くと、後半にDFエデル・ミリトンのヘディング弾とFWカリム・ベンゼマの2得点が生まれ、5-2で第1戦を制した。

 リバプールにとってはヨーロッパにおけるホームでの史上最大の敗北となったが、欧州CLでは窮地から奇跡的な生還を果たしてきた歴史がある。2004-05シーズンの決勝ではアンチェロッティ監督率いるミランに0-3から追い付き、PK戦の末にビッグイヤー獲得。2018-19シーズンの準決勝ではバルセロナとの第1戦を0-3で落としたが、本拠地での第2戦を4-0で制し、2試合合計4-3でファイナルに進出した。その勢いのまま決勝でもトッテナムを2-0で撃破。14年ぶりの優勝を成し遂げた。

 準々決勝への切符を懸けた第2戦は、3月15日にサンティアゴ・ベルナベウで開催される。

 アンチェロッティ監督は「これは決勝トーナメントの最初の1試合に過ぎない。自分たちが主導権を握ったが、第2戦では苦しみながらハードワークしなければならないだろう」と指摘。「もちろん、あのようなスタートを切るとは思っていなかった。0-2で負けていた時、昨年のマンチェスター・シティとのアウェーでの試合を思い出して、同じこと(第1戦を3-4で落とすも、ホームでの第2戦で合計6-5と逆転)ができればと思ったんだが、結果はそれ以上だった。リバプールは前半に我々を苦しめた。素晴らしいチームなので、残念ながらこの試合はまだ終わっていないといえる。まったくもってね」と気を引き締めた。

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